保育園看護師は小児科経験がなくても大丈夫!未経験のわたしが職場を選んだコツを紹介

わたしが看護師免許を取った20年前は、世間一般で知られている職場といえば病院やクリニック

などケガや病気の人に関わる場所しかありませんでした。

しかし今は健康増進や健康管理という考え方から保育園や老人ホーム、デイサービスなど病院以外

の場所も増え、いろんな職場を選ぶことができるようになりました。

その中でも保育園看護師はまだまだ募集が少なく、未知数の職場です。

小児科未経験のわたしですが、幸運にも現在保育園看護師として働いています。

保育園看護師とはどんなことをするのか、興味がある方は参考にしてみて下さい。

目次

保育園看護師は小児科経験がなくても大丈夫な理由

保育園で働くには、小児科の実務経験が必須だと思っていませんか?

実はわたしもその一人でした。

実際に働いてみて分かったことですが、小児科経験がある保育園看護師はほとんどいないんです。

それは何故なのでしょうか?

保育園での主な病気は、風邪や胃腸炎などの感染症です。

しかも入院する必要がない病気がほとんどです。

つまり、保育園にいるほとんどの子どもは健康なんです。

保育園は「医療の場」ではなく「保育の場」です。小児科で子どもと向き合ってきた経験は役に

立ちますが、病気となると経験が全てではありませんので、小児科未経験な方もご安心下さい。

保育園看護師として働くまで経験した診療

・整形外科

・眼科

・泌尿器科

・透析クリニック

・有料老人ホーム

あるといい!保育園看護師の採用に有利になる経験

保育園の採用条件は「看護師資格」のみです。ただ有利になる経験はあります。

例えば救命救急や皮膚科、外科、整形外科など子どもの急変や皮膚疾患、ケガなどに

対応できる経験があると、即戦力として有利になることも。

意外なところでは子育てもその一つです。子どもと接することに慣れていることや、

予防接種や感染症に関して自分の経験が活きてきます。

わたしは子育て経験の他にベビーシッターの資格を取得してから面接を受けましたが、

「お!」と興味を示されました。

他にもチャイルドマインダーやチャイルドセラピストなど子どもに関する

資格はたくさんありますが、このような経験や資格がない方も安心して下さい。一番大切なことは

「子どもが大好き」ということをアピールすることが大切です。

保育園看護師の仕事内容と業務

保育園によって違いはありますが、看護師の主な業務は以下の通りです。

・園児と職員の健康管理

・ケガ(打撲や擦り傷)や病気(発熱や感染症など)の対応、保護者対応

・内服や塗り薬の管理、服薬介助

・ほけんだよりの作成

・予防接種の接種状況の把握

・内科検診、歯科検診のセッティングと補助

・健康教育(歯みがきや手洗いなど)や衛生指導(嘔吐処理など)

保育園看護師の1日スケジュール(例)

勤務時間9:00から17:00の場合

9:00~  登園した園児の健康状態把握、ケガや病気の対応

10:00~ ミーティング

10:30~ 内服薬の確認、記録。ケガや病気の対応。

保健だより作成などのデスクワーク。保育の補助(必要時)

12:00~ 昼食後の服薬介助。午睡中の園児の観察

13:30~ 昼食、休憩

15:00~ 午睡明けの園児の観察、デスクワーク

16:00~ 降園時の保護者対応(必要時)

17:00  勤務終了

※わたしの場合はクラスに保育補助として入ることが少ないため、看護師の業務を中心に記載してい

ます。

保育園看護師の平均年収は?

給料の平均は月給で約20~30万円程度の求人が多いようです。

病棟勤務と比べると低いなと感じるかもしれませんが、

これは夜勤や休日出勤手当が入っていないからです。

保育園看護師のメリットとデメリット

<メリット>

・残業や休日出勤がほとんどないため、子育てや家事と両立しやすい

・時間に追われる仕事が少ない

・子どもたちの成長を感じることができる

・運動会や遠足など子どもたちと関われる行事に参加できる

<デメリット>

・看護師ひとり体制のことが多く、相談相手がいない

・病気やケガの診断を任されることがある

・衛生面など気になることがあっても理解されにくい

・保育業務と兼務することも多く、看護業務がうまくできない

・子どもから感染症をもらうことも…

・保護者対応に戸惑う

保育園看護師に向いているタイプの人

・子どもが好きな人

・ケガや病気などに臨機応変に対応できる人

・書類整理やデスクワークが得意な人

・人前に出て話すことが好きな人

・新しい環境でも人間関係を築くことが得意な人

まとめ

今回は小児科未経験のわたしが保育園看護師として働いている経験をもとに、保育園を職場に

選んだコツを紹介しました。

看護師の働く場は病院以外にも老人ホームやデイサービスなど多様化しています。

その中でも保育園はまだまだ需要が低く、募集人数も少ないレアな職場です。

職場環境の情報も少ないため、働くことに不安を感じるという声も少なくありません。

また、「小児科の勤務経験がないから無理!」と思っている方も多いですが、

特別な資格や経験は必要としていないことが多いです。

働く前に感染症など病気の知識や、緊急時の対応について学んでおく必要はありますが、

健康な子ども相手の仕事なので、子どもが好きであれば問題ありません。

保育園看護師のメリットは残業が少なく、土日祝日が休みなことが魅力のひとつでもあります。

シフト制ではないため、子育て中のママ看護師にもおすすめな職場です。

転職や復職を考えている方は、保育園を職場の候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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