申し送りを受けるとき、何だか緊張してしまいますよね。
大切な情報を聞き逃してしまったらどうしよう
メモを取りながら聞くのに集中できない
実は、申し送りを受けるのが苦手な理由は簡単です。
それは、効率的な情報収集と整理の方法を身につけていないからなのです。
適切な受け方とメモの取り方を身につければ、申し送りはむしろ頼りになる情報源となります。
例えば、患者さんの状態変化を素早く把握し、的確な看護計画を立てられるようになります。
この記事では申し送りを受けるための実践的なコツをご紹介します。
明日の申し送りに活かしてみてくださいね。
看護師の申し送りの受け方のコツ
申し送りを効果的に受けるためには、準備から姿勢、質問の仕方まで、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、申し送りを受ける前に、自分の担当患者さんの情報を簡単に確認しておくことが大切です。
これにより、申し送りの内容をより的確に理解することができます。
また、申し送りを受けるときの姿勢も重要です。
単に情報を「聞く」のではなく、「聴く」という姿勢で臨みましょう。
相手の話をしっかり理解しようとする姿勢が、重要な情報を逃さないポイントとなります。
日本看護協会の調査によると、申し送りで情報共有がうまくいかないと感じる看護師は約65%いるとされています。
これは、多くの看護師が同じ悩みを抱えていることを示しています。
具体的な申し送りの受け方のコツとしては、以下のポイントが挙げられます。
- 前日の申し送り内容や電子カルテを事前に確認しておく
- メモ用紙やワークシートを準備しておく
- 分からないことはその場で質問する勇気を持つ
- 患者さんの優先順位をつけながら聞く
- 申し送り後、必要に応じて再度確認する
看護師からの申し送りを受けるときに聞かなきゃいけないこと
申し送りを受けるときには、必ず聞いておくべき重要な情報があります。
これらの情報を漏れなく聞くことで、その後の看護ケアがスムーズになります。
まず最も重要なのは、患者さんのバイタルサインの変化や異常値です。
次に、医師からの新しい指示や変更点、投薬内容の変更などの医療指示に関する情報です。
さらに、患者さんの状態変化や特記すべき出来事、予定されている検査や処置なども必ず確認しましょう。
某大学病院の研究によると、申し送りのときに最も見落とされやすい情報は「医師の指示変更」と「検査結果」だということが分かっています。
このため、特にこれらの情報については意識的に確認することが重要です。
具体的に聞くべき内容は
- バイタルサインの変化や異常値
- 医師からの新しい指示や変更点
- 投薬内容の変更(特に新規処方や中止薬)
- 患者さんの状態変化(痛みや不安など)
- ケアプランの変更点
- 予定されている検査や処置
- 家族との連絡事項
新人さんが申し送る人だったときに抜けがないか確認するポイント
新人看護師が申し送りをする場合、緊張や経験不足から情報が抜けてしまうことがあります。
そのため、申し送りを受ける側としては、新人看護師からの申し送りのときには特に注意深く聞き、必要に応じて質問することが大切です。
新人看護師からの申し送りで特に確認すべきポイントとしては、まず患者さんの基本情報(年齢、診断名、入院日数など)が正確かどうかを確認します。
次に、バイタルサインや投薬内容、特に新しく開始された治療や中止された治療について詳しく聞きましょう。
ある総合病院の調査では、新人看護師の申し送りで最も多い抜け漏れは「患者の訴えや心理状態」に関する情報だったという結果があります。
患者さんの心理面についても必ず確認するようにしましょう。
新人看護師からの申し送りで確認すべきポイント
- 患者さんの基本情報の正確さ
- バイタルサインの変化
- 投薬内容(特に新規処方や変更点)
- 患者さんの訴えや心理状態
- 家族からの要望や連絡事項
- 予定されている検査や処置の詳細
- 夜間の睡眠状態や排泄状況
新人看護師に対しては、「他に気になることはありましたか?」といった開かれた質問をすることで、申し送りの抜け漏れを防ぐことができます。
申し送りを受けるときのメモの取り方
申し送りを効果的に受けるためには、適切なメモの取り方が非常に重要です。
メモを取ることで、重要な情報を記録し、後で参照することができます。
しかし、ただ闇雲にメモを取るのではなく、効率的なメモの取り方を身につけることが大切です。
効果的なメモの取り方としては、まず患者さんごとにページを分けることがおすすめです。
また、重要なポイントには印や色を付けるなどして、後で見直しやすくすることも有効です。
さらに、略語や記号を使うことで、素早くメモを取ることができます。
看護系大学の研究によると、申し送り後にメモを整理する時間を設けている看護師は、そうでない看護師に比べて情報の定着率が約30%高いという結果が出ています。
申し送り後に少しでも時間を取って、メモを見直し整理することが効果的です。
看護師の申し送りで使えるメモ帳
申し送りを受けるときには、適切なメモ帳を用意することも重要です。
一般的なノートでも良いですが、看護師の申し送り専用に設計されたメモ帳を使うと、より効率的に情報を整理することができます。
看護師の申し送りに適したメモ帳の特徴としては
- 患者情報を記入する欄
- バイタルサインを記録する欄
- 医師の指示や投薬内容を記録する欄
- 特記事項を記入する欄
などが分かれているものが理想的です。
また、ポケットに入るサイズのものだと、常に携帯しやすく便利です。
市販の看護師向けメモ帳としては「ナースポケットメモ」や「クリニカルメモ」などがあります。
これらのメモ帳は、看護師の業務に合わせた構成になっているため、申し送りの情報を整理しやすくなっています。
自分でカスタマイズする場合は、A6サイズのルーズリーフなどを使い、以下のような項目を設けると良いでしょう。
- 患者名・年齢・診断名
- バイタルサイン
- 医師の指示
- 投薬内容
- ケア内容
- 検査・処置
- 特記事項
看護師の申し送りで使えるワークシート
メモ帳よりもさらに構造化された情報整理ができるのが、申し送り用ワークシートです。
ワークシートを使うことで、必要な情報を漏れなく記録することができます。
効果的なワークシートには
- 患者さんの基本情報
- バイタルサイン
- 投薬内容
- 処置・検査予定
- 看護計画
などの項目が含まれています。
これらの項目が一目で確認できるように設計されているため、申し送りの情報を整理しやすくなります。
多くの病院では独自のワークシートを作成していますが、自分で作成する場合は、以下の項目を含めると良いでしょう。
- 患者基本情報(氏名、年齢、診断名、入院日数)
- バイタルサイン記録欄(体温、脈拍、血圧、SpO2など)
- 投薬内容チェックリスト
- 処置・検査予定表
- 重要観察項目
- ケアプラン変更点
- 特記事項・連絡事項
ある大学病院では、電子カルテと連動したワークシートを導入したところ、申し送りの時間が約20%短縮され、情報の正確性も向上したという報告があります。
可能であれば、自分の病院のシステムに合わせたワークシートを作成・活用することをおすすめします。
看護師の申し送りを受けるのが苦手じゃなくなるコツのまとめ
申し送りは看護業務の中でも特に重要な情報共有の場です。
これらのコツを実践することで、申し送りを効率的に受け、質の高い看護ケアにつなげることができます。
まず、申し送りを受ける前の準備が重要です。
前日の申し送り内容や電子カルテを事前に確認し、自分の担当患者さんの情報をざっと把握しておきましょう。
また、メモ帳やワークシートを用意して、効率的に情報を記録できるようにしておくことも大切です。
申し送りを受けるときには
- バイタルサインの変化
- 医師の指示
- 投薬内容の変更
- 患者さんの状態変化
など、必ず聞くべき重要な情報を意識的に確認しましょう。
特に、新人看護師からの申し送りの場合は、情報が抜けていないか注意深く聞き、必要に応じて質問することが大切です。
メモの取り方については、患者さんごとにページを分け、重要なポイントには印や色を付けるなど、後で見直しやすい工夫をしましょう。
市販の看護師向けメモ帳や、病院独自のワークシートを活用することで、より効率的に情報を整理することができます。
申し送り後には、少しでも時間を取ってメモを見直し整理することで、情報の定着率を高めることができます。
また、不明点があれば、遠慮せずに質問する勇気を持ちましょう。
一つの質問が、大きなミスを防ぐことにつながります。
最後に、申し送りの受け方は経験を重ねることで上達します。
最初から完璧にできなくても、少しずつ改善していくことが大切です。
先輩看護師の申し送りの受け方を観察したり、自分なりのメモの取り方を工夫したりしながら、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。
申し送りを受けるのが苦手という気持ちを、「申し送りを通じて患者さんのケアの質を高める」という前向きな姿勢に変えていくことで、申し送りの時間をよりよいものにしていきましょう。