大学病院で働いていたけど、転職先として有料老人ホームってどうなんだろう?ゆったりしていて楽なのかな?
大学病院で働いてナースが、結婚して有料老人ホームで働いたきっかけから入職するまでに勉強したこと、働いたうえでのメリットやデメリットについてまとめました。
派遣看護師として働いていた中でいろんな職場を転々とするのに疲れて、有料老人ホームに就職。
その結果、入居者一人一人とゆっくり向き合えますし、看護師も何人かいるので初心者でも安心して働くことができました。
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有料老人ホームで看護師として働き始めたきっかけ
わたしが有料老人ホームで働くことになったきっかけ、それは結婚を機に3年働いた大学病院を辞めたことです。
それまで常勤として働いていましたが、結婚したことでパートや派遣など時間に余裕をもって働きたいと考えました。
そんな時に出会った職場が有料老人ホームです。
有料老人ホームの看護師として働くまでの経緯

大学病院を退職後、派遣会社に登録してツアーナースや巡回入浴など単発の仕事をしていましたが、毎回違う職場で働くことに疲れを感じ始めました。
そんな時派遣会社のスタッフから有料老人ホームの仕事を紹介されました。
就職時に使った転職・派遣サイト
わたしは派遣を通して働くことを選びました。
その時に利用した転職・派遣サイトは以下の2つです。
有料老人ホーム看護師に決めたポイント

就職を決定する前に有料老人ホームに見学させていただき、看護師の仕事について話を聞きました。
わたしが見学に行った老人ホームでは、ケアスタッフと看護師の仕事内容が分かれていました。
そのため生活面の介助は少なく、内服の準備や経管栄養の実施、病院受診の付き添いなどが主な仕事です。
派遣契約のため、夜間のオンコール対応もなく残業もほぼなかったため、仕事と家庭の両立がしやすいと思い勤務することにしました。
老人ホーム看護師として働くときに勉強したこと
老人ホームで働くことが初めてだったわたしは、基本的な看護について勉強しました。
・老年期の看護、特に痴呆症の看護について
・経管栄養、排便コントロールなどの看護技術
有料老人ホーム看護師として働いたメリット・デメリット

<有料老人ホーム看護師で働いたメリット>
①入居者一人ひとりと向き合うことが出来る
日中は時間に余裕があるため、入居者の方と散歩したりゆっくり向き合う時間があり信頼関係を築くことができます。
②看護師が複数在籍しているため、初めてでも安心して働くことができる
日中は先輩看護師と一緒に働くため、困ったこともすぐに相談することができます。
<有料老人ホーム看護師で働いたデメリット>
①判断を任されることが多い
有料老人ホームには医師が常駐しているところは少ないため、ケガや病気についてどう対処するかや病院受診のタイミン グ、救急車を呼ぶかなど判断を迫られる場面が多々あります。
また病院受診の際には看護師が一人で付き添うため、判断がつかない内容は毎回施設に確認することになります。
②入居者と家族の意見が最優先
病院では医師の指示や病院の規則を守れない患者に対して退院を勧告することができます。
しかし老人ホームは入居者=お客様が第一なので、意見が違う場合にクレームの対象になります。
③急変対応に備える
高齢の入居者が多いため、誤嚥や転倒により体調が急変することがあります。
有料老人ホーム看護師になるための注意点

生活の場である老人ホームには健康な方もいますが、ほとんどの方は何らかの持病を持っています。
昨日まで元気だった方が、当然急変することもあります。
日々のコミュニケーションで異常の早期発見をすることが、看護師の仕事です。
また身近に接しているケアスタッフとの情報交換も大切になってきますので、スタッフ同士のコミュニケーションも積極的に取って下さいね。
有料老人ホーム看護師がおすすめな看護師とおすすめじゃない看護師

有料老人ホームにおすすめな看護師は、時間の使い方を自分で探せる方です。
看護師の仕事は経管栄養や食事の介助の他に、検温や入浴後の処置、病院付き添いなど様々です。
しかし看護師が複数いるため、ひとりが常に忙しいということはありません。
入居者さんのご機嫌や顔色をみながらコミュニケーションを取ったり、爪切りや耳掃除なども行います。
病院に比べるとゆったりした時間が流れているので、その環境に馴染めると働きやすいです。
有料老人ホームにおすすめしない看護師は、決められた看護業務以外しない方です。
場所によっては入浴やトイレの誘導など、生活面のケアを看護師が一緒に行うところもあります。
ケアスタッフと一緒に行動することで得る信頼関係や、入居者の情報もたくさんあります。
臨機応変に対応できることが大切です。
有料老人ホーム看護師になる人に伝えておきたいこと
有料老人ホームには自立して生活できる方、持病があるが元気な方、治療が必要なのに拒む方、痴呆が進み徘徊や暴言を繰り返す方、寝たきりの方など様々な方が入居していますが、お客様である入居者や家族の意見が一番であることが多いです。
入居者の意見を聞きつつ、看護師としてできることを探してみてくださいね。
まとめ
今回はわたしが有料老人ホーム看護師として働いた体験談をもとに、メリット・デメリットを書いてみました。
わたしが有料老人ホームで働くことになったきっかけは、派遣会社に登録したことです。
転職した看護師転職サイトはメディカル・コンシェルジュとスーパーナースです。
派遣会社に登録していろんな職場を体験できたのはよかったのですが、毎回初めての場所に疲れてしまったわたしは、長期で働ける場所を探していました。
そんな時に紹介されたのが有料老人ホームです。
有料老人ホームとは自立した方から寝たきりの方まで、いろんな方が入居しています。
そのため、老人介護や痴呆症の看護、経管栄養、排便コントロールなど基本的なことを学んでから就職しました。
有料老人ホーム看護師として働いたメリット
①入居者一人ひとりと向き合うことが出来る
②看護師が複数在籍しているため、初めてでも安心して働くことができることです。
反対に有料老人ホーム看護師で働いたデメリットは
①判断を任されることが多い
②入居者と家族の意見が最優先なことです。
有料老人ホーム看護師になるための注意点は、コミュニケーションを取りながら入居者の異常を早期発見することです。
老人ホームは住まいであるため、特別な行事や病院受診の付き添いなどがなければ、比較的時間があります。
病院で勤務していたころと比較すると、何をしていいか悩むこともあります。
自由な時間を上手に使って有料老人ホームの入居者によりよい時間を過ごしてもらえるように力を発揮してみてくださいね。
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