デイサービスで働く看護師のマニュアル!仕事内容と1日の仕事の流れ

看護師の転職活動として求人案件を探していると、デイサービスでの仕事、たくさんありますよね。

でも、病院で働いているとデイサービスでの看護師の業務ってどんなことするんだろう?と気になりませんか?

この記事は、デイサービスで働くうえで知っておきたいマニュアルとして、デイサービスでの看護師の仕事内容や役割、1日のスケジュールについてご紹介します。

ぜひ、この記事を最後まで読んでデイサービスへの転職を成功させてくださいね。

目次

デイサービスで働く看護師のマニュアル

デイサービスで働く看護師のマニュアルについて・・・。
そもそもデイサービスとはいったいどういった所なのでしょうか。

基本的には家で過ごしている高齢の方や要介護者の方が一人での外出が難しかったり、他者との交流が少ない方や家族の介護負担を減らす目的として利用されています。

デイサービスは、食事や入浴、リハビリを行ったり、レクリエーションなどを
介護士さんがメインとなり、看護師さんと協力しながら行っていきます。

デイサービスで働く看護師のマニュアルや仕事内容と1日の仕事の流れなどを
順を追って書いていきます。

余談ですが、最近ではさまざまなサービスを提供する施設が増えてきています。

変わったサービスを提供している企業さまを一部載せておきますので、興味のある方は下のリンクを覗いてみて下さいね。

・保険外サービスと斬新なプログラムで 「次世代型デイサービス」を実現

・LAS VEGAS

デイサービスでの看護師の仕事内容と役割

デイサービスでの看護師の仕事内容と役割は、「ご利用者が望む生活を送るためのサポート」ということが基本にあります。

このポイントを掴んでいるとデイサービスならではの働き方が出来るようになります。

医師がいない施設では、ご利用者さまの健康状態を確認して入浴や運動が可能か、食事を食べている状態などの確認と判断を看護師さんがします。

ご利用者さまの状態が普段通りかどうか、小さな変化を見つけられる観察力が必要となります。

医療行為を求められることは少ないですが、ご利用者さまによっては血糖測定やインシュリン注射を行ったり、浣腸や摘便などの医療行為を必要とする場合もあります。

病院でお仕事されていた看護師さんなら問題なく行えることばかりです。

デイサービスの規模による違い

デイサービスの規模による違いは、前年度にその事業所を利用したひと月辺りの延べ人数によって
4つの区分に分類されます。

通常規模以上のデイサービスは、都道府県の管轄での運営です。

一方で小規模デイサービスは、平成28年度より地域密着型サービスとして市区町村の管轄で運営されています。

・小規模:300名以下
・通常規模:301名~750名
・大規模1:751名~900名
・大規模2:901名以上

デイサービスの規模による違いを理解すれば、お仕事を選ぶ基準になりますので参考にしてみましょう。

デイサービスで働く看護師の1日のスケジュール例

デイサービスで働く看護師の1日のスケジュール例・・・
ひとくちにデイサービスといっても、1日のデイサービスもあれば、半日のみや夜間のデイサービスもあります。

また施設によって開始時間などは違いがありますので、ここでは一般的によく見受けられる時間軸で書いていきますね。

半日型デイサービス

08:45
送迎開始
車イスのままでも乗れる「リフト車」で送迎に行きます。
09:45
利用者様到着後、バイタルを測り、全身状態の確認します。水分補給
10:00
リハビリ
順番に個別で機能訓練を行います。
入浴
身体の状態によって安全に入浴できる形態を選択
一般浴と機械浴があります。機械浴には「リフト浴」や「寝台浴」があります。
レクリエーション
カラオケやゲーム、工作など日替わりでレクリエーションを行ないます。
軽食
ご友人やスタッフとおしゃべりしながら、ちょっとした軽食を提供します。
12:30
ご自宅へ送迎
デイサービスの送迎車でご自宅まで送迎をします。

【ポイント】
半日デイは、リハビリ目的で利用されている方が多いため、比較的介護度が低い利用者さまが利用されていることも特徴の一つです。
最近では入浴に特化した半日デイサービスもあります。

1日型デイサービス

8:20
送迎開始
車イスのままでも乗れる「リフト車」で送迎に行きます。
9:30
健康チェック
利用者様到着後、バイタルを測り、全身状態の確認します。水分補給
午前中
入浴
身体の状態によって安全に入浴できる形態を選択
リハビリ
順番に個別で機能訓練を行います。
12:00
昼食
季節に合わせた食事や行事食も提供
14:00
レクリエーション
カラオケやゲーム、工作など日替わりでレクリエーションを行ないます。
※午前から引き続き、順次入浴とリハビリも実施
15:00
おやつ
日替わりのお菓子と飲物。時にはおやつバイキングなどもあります。
16:00
体操プログラム
16:40
送迎開始

【ポイント】
認知症の方の中には、利用者さまがどんどん帰っていくのを見て、
不安を覚えたり、行動が落ち着かなくなる場合があります。
送迎の準備などで、スタッフの出入りが増えることで、職員の目が行き届きにくくなるため、
危険行動や転倒など注意が必要となります。

デイサービスで働く看護師に必要なスキル・資格

デイサービスで働く看護師に必要なスキル・資格は、基本的なお仕事は利用者さまの健康管理のため、看護師としての知識と経験があれば問題なくお仕事は出来ます。

ご利用者さまは施設の周辺に住んでいる方ばかりなので、その環境に馴染むことがコミュニケーション能力を高めることにも繋がります。

時には利用者さまから理不尽なことを言われたりすることもあるでしょう。
そんな場面に遭遇しても、ご利用者さまに楽しい時間を過ごしてもらえるように
上手に接することも大切です。

これは施設によって違ってくることですが、医療の専門家は自分しかいないということも
少なからずあります。
日頃から利用者さまの観察を行ない看護師として正しい判断を行うことが大事です。

デイサービスで働く看護師のメリット・デメリット

デイサービスで働く一番のメリットは、勤務時間が昼間に限られているということです。

土日や祝日が休みの施設も多いので、子供の生活に合わせられたり、
規則正しいリズムで働くことができます。
また、デイサービスのご利用者さまは自宅で生活をする高齢者ですから、
命に関わるような急変に出会うケースは低いです。
サービスの利用中に体調不良を起こすことがあっても応急処置を行い、
病院に付き添うまでの対応となります。
そのため精神的、肉体的な負担を最小限に抑えることができます。

デイサービスで働くデメリットは、病院などの勤務と比べると難しい医療行為が少なく、
夜勤などの手当てがない分、給与面は低いです。
しかし看護師さんの基本給などは高水準なので事務職などと比べると割に合う仕事だと言えます。
育児などによる休職中の看護師さんは、子供との生活に合わせたお仕事が出来るため、
デイサービスを選ぶことをおすすめしたいです。

デイサービス勤務に向いている看護師はどんな人?

デイサービス勤務に向いている看護師さんはどんな人かと言えば、
ズバリ高齢者と接することが好きな人でしょう。
老年介護に興味がある人にとっても高齢者との関わりは良い経験となります。
また残業なども少なく、精神的にも肉体的にも負担が少ない働き方が選べるため、
家族やプライベートの時間を大切にしたい人にも向いています。

デイサービスは週1~3日のようなパートタイムでの求人が多いことも特徴の一つです。
家庭の事情でフルタイム勤務が難しい人やブランクのある看護師の復職場所としても最適です。

デイサービスで働いたことがある看護師の経験談

デイサービスで働いたことがある看護師の経験談をいくつかご紹介いたします。

私がしている業務は、湿布を貼ったり軟膏塗ったり、爪切りしたり、コップを洗ったりです。具合が悪い人が出ると「ケアマネさんよんで!」と、なります。

自宅で転倒した傷があるから見ておくように頼まれた事もありましたが、本当に「見る」だけなんです。

でも、湿布や軟膏の時は「看護婦さんやって」と・・・。

病院ではない、医療行為を行う場所ではない、と理解・覚悟していたつもりなのですが、気持ちをどう切り替えれば良いのか悩んでいます。」

「面接の時、看護業務を聞くと送迎のことは何も言われませんでしたが、オープンすると何故か看護師も送迎に行くことになり助手ならまだしも運転手で行かされます。助手に生活相談員や介護福祉士がいるのに看護師が運転手をしないといけないのかが分かりません。

運転手をするためにデイサービスに勤務したわけでは無いので納得いきません。」

「新しく来た看護師に 看護師なんだからわかるでしょう 的な扱いで試し、自分達(介護士)の都合通りでなければ 嫌味や陰口。こちらは低姿勢でもちろん丁寧な言葉使いです。介護職はぶっきらぼうな 言い方ですが。

介護のサイトでも介護職の地位や賃金、休み 仕事内容等 看護師以上に不満強く 実際私も看護師って時給いいし、休みは多いし、納得できない!と堂々と言われ、妬みか何か分からないけど、本当介護職の不満を新しい看護師にぶつけている事があります。」

「私の場合はNSは一人なのですが、人員不足のため、送迎の運転や入浴介助、配茶、着脱介助、ドライヤー、排泄誘導、軟膏塗布、バイタルチェック、電話対応など仕事が多すぎて目が回ります。」
「出典サイト:看護師お悩み相談室」
http://nayami.tabine.net/ns/001057.html

デイサービスでの勤務先を決めるときの注意点

デイサービスでの勤務先を決めるときの注意点は、面接時に就業時間や週休、給与などを聞くことは前提として、事前に聞いておきたいポイントをしっかりと確認することが大事です。

例えば「看護師の業務はどんなことがあるか」や「看護師としてではない仕事をどの程度行なうのか」などです。
実際デイサービスの現場は職員の人数に限りがあります。
そのため看護師の仕事だけではなく、介護業務をすることも少なくありません。
施設によっては利用者の送迎車への同乗や果あげくの果ては運転手も任されることも考えられます。
入職後に大きな問題に発展しないためにも事前に確認することが大切です。

デイサービスで働く看護師のマニュアル!
仕事内容と1日の仕事の流れ:
まとめ

デイサービスで働く看護師のマニュアル!仕事内容と1日の仕事の流れについて
ざっくりとできる限り分かりやすく書いてきました。

デイサービスで働く看護師さんのイメージがなんとなく分かったと思います。
病院やクリニックなどとは大きく違った役割があります。
今まで経験してこなかったことにたくさん出会えることでしょう。
それは良い事も悪い事も含めてです。
しかしその経験は病院などでは絶対に経験できないことでしょう。

看護師としてのスキルアップは難しいですが、利用者さんと多く関わる時間が持てるため、
楽しくお仕事が出来るはずです。
また規則正しい生活を送り、ワークライフバランスを保てたり、なによりストレスが少なく、
肌荒れや体を壊しにくいことなどデイサービスならではの魅力がたくさんあります。

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