看護師と看護師のリアルな恋愛事情

看護師って仕事柄なかなか出会いの場が少ないですよね。
毎日の仕事で忙しくて恋愛どころじゃないって人も多いのも事実です。

勤務時間も特殊なのが原因の一つにあります。

早出、遅出、準夜勤、深夜勤・・・一般の方とはずいぶんと活動時間が違い、いざ休みの日でも自分の身体のメンテナンスや勉強に時間を費やす看護師が多く、こういった状況がさらに恋愛とは無縁の状況に拍車をかけています。

そんな看護師にとって、やっぱり多いのが「看護師同士の職場恋愛」ですね。

吊り橋効果による影響が大きいのでしょうか?私の職場でも看護師同士のカップルがとても多く、結婚に至るケースがほとんどです。
仕事の仲間として働くうちに<やさしさ><かっこよさ><仕事に対する誠実さ>が見えてくるので、「この人いいなぁ」と思えてくる事が多いんですよね。

今回はそんな看護師と看護師のリアルな恋愛事情についてお話しします。

目次

看護師と看護師カップルの恋愛事情

看護師は人と接する仕事です。

多くの人と仕事中に接する事がありますが、なかでも特に多いのが同じチームとして働くスタッフである〈看護師〉になります。

最近ではPNS(ペアナーシングシステムの略)を導入している病院が多く、これは2人の看護師がペアで患者を一人ずつ観察していくというものです。
新人とベテラン、先輩と後輩、同期どうし、男性看護師と女性看護師などペアになる状況は様々ですが、日勤の1日中ペアで動くことになります。

つらい事、楽しい事、忙しかったり面白かったりを共有していくうちに特別な感情を持つことはそんなにめずらしい事ではありません。
特に男女のペアになるとそういった感情を持っていなかったとしても、仕事上の相談や会話をしていくうちに自然と関係が急接近することもめずらしくないのです。

相手の勤務も把握できるし、勤務中も普段と変わらず会話ができる。

看護師どうしのカップルは仕事上も日常生活でも常に一緒になる事ができ、そういった意味では自然とカップルになれる環境にあると思います。

ナース同士で付き合ったきっかけ

私もこういった環境が後押ししたのか、仕事をしていくうちに自然と関係ができていつの間にかお付き合いをすることになりました。

といっても、はじめからこの人が良いと思ったわけではありませんでしたし、私は他に気になる人がいました。
その人は看護師ではなく、学生時代からの友人でサラリーマンでした。

たまに連絡するぐらいの関係でしたが、学生時代から憧れていた先輩で地元の仲間が集まる飲み会では、いつもよくお酒むこともありました。その先輩が転勤するということを聞き、とても残念に思う日を過ごしていました。

職場である日、男性スタッフとペアを組む事がありました。初めてペアになる相手のなかったし、特別な感情があるわけでもなく仕事は仕事としていつものように淡々とこなすだけでしたが、受け持ち患者さんが急変したことをきっかけにとても忙しくなりました。
仕事も残業し、疲れ果てて帰宅しようとしたとき「遅くなったし、食べて帰らない?」と誘われました。このまま帰ってご飯を用意するのも面倒だったので特に構える事もなく職場の近くにあるファミレスで食事を済ませました。

食事中これといった盛り上がりはありませんでしたし、後から聞いた話では相手も下心があったわけではなかったそうです。そもそも好みのタイプではなかったそうです笑

その食事がきっかけだったのか、職場でよく話をすることも増えました。

一緒にペアを組んで仕事をするうちに、相手の仕事に対する姿勢や考え方が自然と見える場面に遭遇する事がありますが、そんな中その人と自分自身の考えが似ていたり共感できる場面が多く自然と惹かれるようになっていき恋愛に発展しました。

看護師カップルの職場は同じ?

同じ病棟のカップルは多いと思います。
ただ、看護師は同じ病棟で長く働くわけではなくローテーションがあるので、違う病棟になる事はあります。

病棟が違えば一緒に仕事ができなくなる寂しさはありますが、勤務希望も出しやすくなるので休みを合わせやすくなるのでいいこともありますね。

ナースカップルが付き合い始めて感じた悩み

一番感じたのはまわりのスタッフにバレないようにするのが大変だったことです。

どうしても表情や言葉使いに出てしまうことがあるので、どうやってバレないようにしたらいいか考えました。
職場恋愛が禁止されているわけではありませんが、やはり周りのスタッフに気を使われる事も嫌だったし、こちらも気を使わせたくないという思いもありました。

付き合い始めた当初は、他のスタッフと仲良く話しているところに遭遇することもよくあるので、ヤキモチを妬いてしまうのも我慢するのに苦労しました(笑)

夜勤で時間がうまく合わない?

夜勤入りや夜勤明けなどは、お互い体をメンテナンスする日と決めて話をしていたのですれ違いの時間があってもそんなに辛くなかったです。

長い間すれ違うこともそんなにはありませんし、会えないときはLINEなどで連絡をとっていました。

「今日の夜勤は忙しそう」とか、「重症の患者さんが多いから頑張って」など病棟が同じときは情報もやりとりしやすかったですし、違う病棟になっても勤務が全く合わない日はないので全然つらくはなかったです。

ずっと一緒だと息が苦しくなることもあるので、夜勤ですれ違いの時間を楽しむぐらいの感覚でいけば長続きすると思います。

看護師カップルの休みがすれ違ったときにやったこと

忙しい者同士、すれ違いが起こるのは当然です。
仕事で会えない時はLINEと電話で連絡を取りました。

あまり束縛したくないし、されたくなかったのでできるだけ手短にすることにしていました。経験上、電話だとあまり深く考えずに話をしてしまって喧嘩になってしまうことがあったので、よく考えて言葉にできるLINEで連絡をとっていました。

一度口にした言葉は取り返しが利かず、変な風に相手に伝わる事もあります。

LINEが既読にならない場合は「忙しいんだろうな」ぐらいにとどめて変な考えをなるべく持たないようにしました(笑)

看護師カップル恋愛の結果…結婚しました♡

恋愛を初めて約3年が経過したころ、ついに職場の人に付き合っている事がバレてしまいました。
「もう隠す必要はないよね」という彼の言葉をきっかけに私たちは結婚する事に決めました。

お互い病棟は違いましたが周りのスタッフからは2人が付き合っている事に全く気が付かなかったと聞いて、我ながらうまく秘密にできていたことに感心しました。

看護師同士のカップルに伝えたい!恋愛のコツ

私の場合、とにかく結婚するまでは職場の人に絶対にバレないように気を付けました。

職場恋愛をしていた友人がいたのですが、その友達は職場の人にバレた事で、何かにつけて係りや委員会が一緒にならないように外され、ついには意図的に病棟まで離されました。

おそらく勤務に支障がでるからという理由からでしょうが、先輩やお局看護師から結構いびられてネタにされていたそうです。
その結果、仕事がやりづらくなり仕事が面白くなくなったとのことで退職してしまいました。

付き合い始めたころは気分も浮足立ってしまい、誰かに話したくなるものですが職場恋愛の噂はすぐに病棟内、院内へと広がっていきます。院内感染のように…

決して悪い事ではありませんが、変に気を使われたりお局看護師の耳に入ると根掘り葉掘り聞かれて面倒なことになるかもしれません。

結婚が決まるまではあまり公言しないようにしたほうが無難ですし、もし途中で別れることになってしまった時には何事もなかったかのように働き続けられます。(周りは知らない事なので、自分的にはしんどいかもしれませんが)

「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉があります。

2人の秘密としてひそかに愛をはぐくんでいく過程を楽しんでください。

まとめ

看護師同士のカップルの良いところは、同じ仕事ということもありお互い刺激し合うことで成長していけることや、仕事上の疑問や悩みを共有し合えるということです。

職場で働いている姿を見ていると、普段気が付かなかった優しさや表情を発見できることも多いです。

一緒に仕事ができるのもドキドキするし、普段とは違う表情を楽しみながら仕事をしていくのは看護師同士のカップルの特権かもしれませんね。

普段からイチャイチャしている人は、職場でださないように気を付けましょう。

人としても仕事としても知識としても一緒に成長していけることができる、そういう意味で看護師同士のカップルは最高の組み合わせではないでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URL Copied!
  • URL Copied!

この記事を書いた人

目次
閉じる