派遣ナース直伝!看護師転職するなら勉強しておこう!即戦力になるための必須マニュアル

即戦力って何?どこまで求められるの?

現場では新人への教育に力を入れているが、中途採用に教育を割く時間は少ないでしょう。
どの求人でも「経験者歓迎」「経験〇年以上」など記載があります。

どこの現場でも即戦力が求められています。

私も転職のたびに即戦力を求められ、かなり苦労しました。
現場で求められている即戦力になるためにはどんな勉強をしておくべきなのか。

この記事では派遣ナースとして培った転職の経験から「即戦力になるための必須マニュアル」を紹介していきます。

目次

派遣看護師で働くために必要な勉強

勉強って何をしておけばいいの!!??

転職先の部署も決まってないのに疾患の勉強なんてなかなかやる気が出ないですよね。
私も同じ理由で勉強せずに転職し、現場でかなり苦労しました…。
そこで、私は基礎疾患とフィジカルアセスメントに絞って勉強しました。

基礎疾患なんて沢山関わってきたしフィジカルも分かってるつもりだけど…。

基礎疾患やフィジカルアセスメントは知っているようで知らない知識が多く、曖昧な知識のまま転職すると恥ずかしい思いや患者様に害を及ぼす危険性もあります。

でも基礎疾患もフィジカルアセスメントも幅広すぎてどこから手を出していいのかわからない!!

働いていると忙しい日々に追われ、なかなか勉強まで手が回らず、疑問をそのままにしていませんか?

そして本屋に行ってとりあえず良さそうな本を大量に購入してもほぼ手を出していないのが現実。
買って満足するってよくありますよね。

机に向かって勉強するのが苦手な私は、手軽で簡単にスマホでできる“看護roo!”というサイトで勉強しました。

看護roo!のおすすめコンテンツ
お悩み掲示板
現場で使える看護知識
・動画で分かる看護技術
学生に戻った気持ちでできる国家試験の過去問
・看護クイズ

現場で使える看護知識”は医師監修の記事などもあり信憑性のある内容になっています。
また、本から抜粋された記事もあり、気に入ればそのままその本を購入することもできます。

国家試験の過去問やクイズは通勤時間やスキマ時間を利用してゲーム感覚で知識を増やしていきました。

予め基礎知識を復習し土台作りをしておけば、新しい職場の業務を覚えることに専念できます。

派遣ナースが勉強しておくべき技術

新人の頃は初めてする手技は先輩がフォローをして実施していましたよね。
でも中途採用になるとそこまで手をかけてくれないところがほとんどです。

なのでもちろん採血、点滴や心電図など最低限の基礎看護技術はできていたほうがいいです。

上記でも述べた“看護roo!”のサイトで動画付きで基礎看護技術について解説があり勉強になります。

より深く勉強するのであれば「ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術」「ビジュアル臨床看護技術ガイド」の本がおすすめです。
写真付きで分かりやすく復習ができ、実践においてすぐに役立つ内容となっています。

とにかく未経験の看護技術は減らしておくことが大事!

現場にいる頃から、経験のない技術はできるだけ新人さんに交じって経験しておきましょう。

ブランクがあって座学だけでは不安な方は、“看護師復職支援セミナー”“単発バイト”がおすすめ。
復職支援セミナーは都道府県に設置されているナースセンター(看護協会)に登録すると参加できます。
シュミレーターを使った技術演習などが無料で研修を受けれるのでおすすめです。

私もブランクが長く転職への不安が強い時、看護協会の方から勧められ、技術演習に参加しました。
技術演習を行い、久しぶりに医療器具を扱って、私もまだできるかも!と自信につながりました。
実際、他の参加者の方で10年近くブランクがあり真空管採血を触ったことがない方もいらっしゃいました。
研修によっては実践研修として数日間病院で研修を受けることもできるそうです。

最新の情報を得るには現場に研修できるセミナーに参加するのがおすすめです。

もし転職活動中なら、単発バイトがおすすめです。
私は転職活動中にブランクの期間が少しでもあった場合は単発バイトで看護師の勘を取り戻すようにしていました。
転職サイトは常勤、派遣やパートだけでなく1日からOKの単発バイトの求人も案内してくれます。

私が利用した転職サイトはナースパワーとMCネットです!

主なバイト先は、デイサービスや老人ホーム、健診、病院など様々です。
看護師としての勤務が不安な場合は介護士枠でのバイトもあります。
介護士枠の場合、医療行為はなく、トイレ介助やおむつ交換など忘れていた看護技術も思い出すことができるでしょう。
単発バイトをして看護師としてのスキルを思い出し、かつ高時給で働け貯金ができ一石二鳥でした。

やはり一番勉強できる場所は現場です。
もしまだ現場で勤務されている方であれば、勉強の大チャンスです。
転職を考えているときはやる気が下がって、勉強の意欲も下がってきますよね。

今の勉強が今後のスキルアップにつながるんだと思うと意欲が湧いてきませんか?

派遣の看護師が勉強しておくべき接遇

医療というサービスを提供する看護師は、子どもからお年寄りまで体だけではなく心のケアもしています。
接遇を極めることは、患者様と信頼関係が築きやすく円滑に看護が行えるためにはとても必要です。

派遣ナースとして必要な接遇はなんだろうかと考えました。あらゆる地域で勤務した際に地域性、文化の違いを感じることがありその地域に合った接遇が必要でした。

方言が理解できず苦しむことも…。
例えば沖縄にいったときは

検温したいのにおじぃおばぁの会話が聞き取れない…。

なにより、外部からの人間に対し不信感を抱く患者様も少なくありませんでした。

看護師としての基本的な接遇は「患者様の不安を取り除くこと」です。
私が派遣先で大切にしていたことは、笑顔を絶やさず不安な表情を見せないこと地域のことを知ることです。

なんていったって笑顔が一番!

挨拶することは接遇の中でも基本中の基本です。
強張った表情で挨拶をされても安心して看護を任せられませんよね。

ただ、派遣で転職したばかりの時は少なからず不安を抱えて働いていると思います。
しかし、入院している患者様にその事実は関係ありません。
プライベートは持ち込まず、患者様に安心してもらえるように笑顔で不安を見せることなく接することを心掛けました。

私は配属前に、勤務先の地域のことをある程度調べて勉強しました。
また、休みの日はリフレッシュもかねて観光するようにしました。

そうすることで、文化を知ろうという姿勢や、地元の会話もできるので安心していただけるようになりました。

受け入れてもらう前に、自分から知ろうと動いてみることが大切ですね。
その地域性やそこに住む人々へ寄り添いましょう。

派遣先で看護師として求められる人材は?

即戦力として働くためには、柔軟性と適応力が求められています。

転職すると、沢山の「なんで?」でいっぱいになると思います。

前の職場ではこうだったのに…。

派遣先でそのような発言するとほとんどの職員の方は嫌がります。
今の職場と前の職場では環境が違うので、全く同じようにはいきません。

そして、何より既存のスタッフはそこで満足して勤務している人もいます。
否定的な発言はその人自身を否定することにもなりかねません。

以前、看護協会の方に転職相談をしているとき言われた言葉があります。

女性
女性

出る杭にならないでね。

「出る杭は打たれる」といいますが、今までの看護師としての自信がある人ほど出る杭になってしまい「私には合わない」と言って辞めていくんだそうです。

前の職場とやり方が違うな、おかしいなと思ってすぐに指摘したり比較したりすることは既存のスタッフのプライドを傷つけてしまうことになります。
その後の人間関係でトラブルが出てしまい離職の原因になります。

転職で失敗する人で多いのは前職のやり方に引きずられている人です。
まずは新しい環境を受け入れるところから始めましょう。

好奇心をもって新しいことを吸収するということに対し前向きになり、向上心を持って関わっていくと自分自身のスキルアップにもつながるでしょう。

謙虚な心をもち協調性を持っていないとスタッフと助け合って仕事できなくなってしまいます。
職場の為に言っているつもりでも、信頼関係が出来ていない時に言われると嫌がられるでしょう。

実は私も一度良かれと思って進言したことがあります。
しかし、上記で述べたように周りのスタッフに不愉快な思いをさせてしまい結果的に上手くいきませんでした。

ただ、新しい視点からの意見は現場には必要です。
信頼関係ができ、自分自身もしっかり職場に慣れ戦力となった頃であれば、チームの一員として進言してもよい結果に結び付くこともありました。

柔軟に受け入れ適応していけば働きやすくなるでしょう。

派遣ナース直伝!看護師転職するなら勉強しておこう!即戦力になるための必須マニュアル:まとめ

人手不足が騒がれている看護業界。
新人の離職率が高い現在、既卒の即戦力である「質の高い看護」ができる人材が求められています。
即戦力とは、訓練を受けなくてもすぐに働くことが出来る人のことを指します。

派遣が多く求人案内されているのは、人手不足ですぐに働ける人材が欲しい、教育の手間が省けるという理由からでしょう。
働く前から何を勉強しておくかを知っておくと即戦力として優遇され、自分自身も働きやすくなります。

私が転職の前にしていた勉強は、看護roo!を使って基礎疾患、フィジカルアセスメントの復習でした。
手軽にスマホで勉強したい内容を検索でき、アプリでクイズ形式で復習をしたりとスキマ時間で勉強でき効率の良い勉強法でした。
お悩み掲示板で、悩みを相談することもできますし、不安な看護技術は動画を用いて勉強することができ、かなり有効活用できるサイトです。

勉強しておくべき技術は、基礎看護技術はある程度復習し、未経験項目を減らしておくことをおすすめします。

より深く勉強する際には「ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術」、「ビジュアル臨床看護技術ガイド」の本で復習しましょう。

もしブランクがありサイトや本だけの復習では不安な方は、復職支援セミナーに参加したり、単発バイトで看護師として働いて現役の頃の勘を取り戻しておきましょう。

派遣看護師として勉強しておくべき接遇は、笑顔を絶やさず不安な表情を見せないこと、地域のことを知ることです。
相手を受け入れることで信頼関係を築き、患者様の不安を取り除けるように接していきましょう。

派遣先で求められる人材は、柔軟性と適応力のある人です。
即戦力として働くためには、人間関係を築くことはとっても大切です。
前の職場のやり方に引きずられないように気を付け、新しいことを吸収し前向きに取り組むことが出来ることが求められるでしょう。

今までの経験と、新しい職場の知識を織り交ぜ、その場に適応していく応用力があると、どこにいっても重宝されるでしょう。

新しい職場では慣れない業務や新しい環境など多くのストレスがかかります。
事前の準備でいかに働きやすくなるかが決まってきます。

即戦力として周りに頼られる存在になりたくありませんか?
ぜひ参考にしてみてください。

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