派遣看護師として訪問看護で働くにはどうしたらよいのでしょうか。
今回は
- 派遣看護師が訪問看護で働くには何をすればよいのか?
- 派遣看護師が訪問看護で働く場合の仕事内容
- 給料
- 経験年数やスキル
- 派遣看護師として訪問看護で働くメリットデメリット
について解説していきます。
この記事を読めば、あなたの細かい疑問も解決できます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
派遣看護師として訪問看護で働くには?働き方を紹介

派遣看護師として、実際に訪問看護で働くには具体的に何をすればよいのでしょうか。
また派遣の種類も3つありますので、ご紹介しますね。
派遣会社に登録して契約を結ぶ
まずは、派遣会社に登録しましょう。
ここで注意する点は、違法な派遣会社を選ばないことです。
きちんとした派遣会社を選ぶポイントとして、厚生労働省許可番号を提示している派遣会社を選ぶことが大切です。
派遣会社のホームページに「派」から始まる2ケタ・6ケタの数字(許可番号)が掲出されています。
この許可番号があるサイトから登録し、契約に進みましょう。
派遣看護師が働く方法は3つ!
- スポット型の単発派遣→1日限りの仕事
- 紹介予定の派遣→3~6ヶ月後に正職員など直接雇用に切り替わることを前提とした派遣
- 常勤として働く形の派遣→派遣から常勤へ
主にこれら3つの働き方が主流となっています。
派遣看護師として訪問看護で働くときの仕事内容と給料

常勤(正職員)の看護師と派遣看護師で、仕事内容や給料に違いはあるのでしょうか。
訪問看護の基本的な仕事内容
訪問看護師の仕事内容は、在宅で療養する患者さんの健康チェックや生活支援がメインとなっています。
重症度によって
- 傷(褥瘡)の処置
- 中心静脈栄養の処置
- リハビリ看護
- 終末期のケア
- お看取り後の処置
など多岐にわたります。
訪問看護の仕事の常勤と派遣の仕事内容の違い
訪問看護ステーションによって派遣の看護師に任せる仕事内容は多少異なります。
重症度の軽い患者さんを持つことが多く、責任がある仕事を持つことは少ないでしょう。

また、24時間対応の訪問看護ステーションでは夜間にオンコールを持つことがありますが、派遣看護師が持つことはまずないです。
訪問看護の仕事の常勤と派遣の給料の違い
派遣看護師は派遣会社から給与が振り込まれます。
そのため、常勤の看護師とは給与体系が異なります。
常勤よりは給与は少ないと見積もった方がいいでしょう。
より高い給与をもらいたいのであれば派遣から常勤へ転換する選択肢もあります。
派遣の訪問看護の給与の相場は時給1500~2000円ほどです。
派遣看護師として訪問看護で働くのに必要なスキルや経験年数

派遣看護師として訪問看護で働くのに、何かスキルは必要なのでしょうか。
訪問看護の経験が少なくても、問題なく働けるものなのかもご紹介します。
訪問看護の仕事で働くのに必要なスキル
訪問看護は、病院とは異なり限られた医療資源の中で看護をしなければなりません。
また、訪問看護は一人で行くことが多いため、急変時の対応や判断を一人でしなければなりません。
そういった対応・判断を行える知識やスキルが必要です。
さらに訪問看護では、医師の他にも、ケアマネジャーなど他職種のスタッフ・事業所とも頻繁に連絡を取り合います。
たとえば、利用者の病状に変化があるようならケアの仕方を変えるために介護職に報告し、反対に介護職が利用者の状態の変化に気づけば訪問看護師が連絡を受けることもあります。
そういった報告や連携も仕事に含まれます。

さまざまな職種の人とのコミュニケーションが必要になってきますね。
訪問看護の仕事で働くのに必要な経験年数
結論から言うと、訪問看護の仕事で働くのに必要な経験年数はありません。
近年、在宅で療養を望む患者さんが増えています。
それに伴い訪問看護師の需要も高まっています。
しかし、需要に反して訪問看護師は少ない状況にあります。
数多くの訪問看護ステーションがつぶれる理由の一つに、人材の不足も含まれています。
そのため、看護師1年目でも入職できる体制をもった訪問看護ステーションは増えています。
派遣看護師として訪問看護で働くときに勉強しておきたいこと

訪問看護は、幅広い年齢層、様々な疾患をもつ方を看護します。
そのため、基本的な医学・看護の知識や技術は学習しておいた方がいいでしょう。
また、在宅での療養は家族の負担が多く、患者だけでなく家族のメンタルケアも必要になってきます。
メンタルサポートの基本的な知識を身につけておくと良いでしょう。
派遣看護師として訪問看護で働くときの服装や持ち物

服装に関しては、派遣される訪問ステーションの指定のユニホームがなければ、動きやすい服装(スクラブやポロシャツ)が良いでしょう。
また持ち物に関しては、派遣先の訪問看護ステーションにバイタル測定に必要な機器や処置の道具が入った訪問バックがあります。
派遣看護師として訪問看護で働くメリット

- 患者さんと一人一人向き合える看護を行うことができる
- 夜勤がなく柔軟な働き方ができる
- 幅広い知識や経験を身に着けることができる
派遣看護師として訪問看護で働くデメリット

- 責任を感じることがある(一人で訪問することが多いため)
- 訪問先への移動が大変なことがある
- 汚いお家に行くこともある
- 身の危険を感じることもある(独居の患者さんの場合は一対一のため)
訪問看護の派遣に強い看護師転職サイト

派遣看護師として訪問看護で働く心積もりができると、どこの転職サイトを利用すればよいか気になりますよね。
おすすめの転職サイトをご紹介します。
医療ワーカー
利用料は無料で、初期登録するとその人の働き方にあった条件で求人を探し提案してくれます。
対応してくれるスタッフも丁寧で、数多くある転職サイトの中でも優良なサイトです。

スーパーナース
単発ならここが一番です。
初期の登録は大変ですが、働きたいときに働きたい日数を希望して求人を提案してくれます。
求人数も多くお勧めのサイトです。

リクナビ派遣
登録が簡単で、すぐに希望したところへ派遣されます。
サイト内も見やすく、今すぐにも働きたい人におすすめです。
派遣看護師が訪問看護で働くには?仕事内容や給料と経験年数やスキルからメリットデメリットを紹介のまとめ

- 派遣看護師が訪問看護で働くためには厚生労働省許可番号を提示している派遣会社に登録する
- 訪問看護は基本的に在宅療養者の健康チェックや生活支援がメイン
- 常勤と違い重症度の低い患者さんを受け持つことが多い
- 派遣の訪問看護の給与の相場は時給1500~2000円で常勤より少ない傾向
- 訪問看護で必要なスキルは
- 限られた医療資源で看護する
- 急変時の対応や判断を1人でする
- 多職種と連携して仕事できるコミュニケーション能力
- 訪問看護は看護師1年目でも入職できるほど経験年数は必要ない
- 訪問看護で働くにあたって
- 基本的な医学・看護の知識や技術
- 患者や家族のメンタルケア
が必要になってくる
- 訪問看護ではスクラブやポロシャツなど動きやすい服装が好ましい
- 派遣先の訪問看護ステーションにある訪問バックを持参すればOK
- 派遣で訪問看護するメリットは
- 患者一人一人に向き合った丁寧な看護ができる
- 夜勤がなく柔軟に働ける
- 幅広い知識や経験を身につけられる
- デメリットは
- 1人での訪問が多いため責任を感じたり身の危険を感じることもある
- 訪問先への移動が大変なことがある
- 汚いお家に訪問することもある
- 訪問看護の派遣に強い看護師転職サイトは
訪問看護師の需要は今後益々増えていきます。
病院に比べると柔軟な働き方ができ、給与面も病院勤務とさほど変わりません。
経験年数の少ない方や臨床から離れた時期が長い人にも、安心して働ける報恩看護ステーションは増えています。
訪問看護と言う未知の働き方に不安がある人もいるかと思います。
そういった悩みは求人サイトのスタッフに確認し、少しでも不安が取り除くことができるようにすり合わせをしていくことが大切です。
何も考えずに「給与面がいいから」という理由だけで派遣先を選ぶと、いざ派遣されてみると劣悪な職場にあたることもあるでしょう。
そういったことにならないように、派遣先の情報を調べることも必要になってきます。
あなたに合った条件で働けるように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。