派遣看護師と一言でいっても、どの様にしてお仕事を探し、どんな職場があるのかなど、様々な疑問をお持ちの方もいらっしゃいますよね。
派遣看護師としてクリニックでも働けるのか、疑問に思いませんか?
この記事では、派遣看護師がクリニックで働く際に気になる
- 仕事内容
- 給料
- 経験年数やスキル
- メリットとデメリット
についてご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、あなたが派遣看護師として働く際の参考にしてくださいね。
派遣看護師としてクリニックで働くには?働き方を紹介
派遣看護師になった場合、どんな場所で働いているご自分をイメージされますか?
- 病院
- クリニック
- スポットで働ける健診業務
など、様々な場所があります。
ここでは、派遣看護師として働くまでの道筋や、その働き方についてご紹介します。
派遣会社に登録して契約を結ぶ
まず派遣看護師としてお仕事を開始するためには、派遣会社に登録することが大前提となります。
なぜなら派遣看護師は、常勤の看護師やパート・アルバイトの方達とは異なり、雇用主は派遣会社となります。
そして給料や勤務管理についての全般を、派遣会社が行っています。
この為、病院やクリニックの採用担当の方に、「私は派遣看護師として働きたいです」と直接伝えることはできません。
派遣会社の担当者が
- 求人案件に沿って
- その企業と連絡・交渉を行い
派遣のお仕事ができるようになります。
派遣看護師が働く方法は3つ!
派遣看護師として働くにはどのようにしたら良いかは、ここまでの内容でご理解いただけたかと思います。
しかし派遣会社の求人を見ると、何やら分からない単語がいくつも…。

紹介予定派遣って何のこと?
単発のお仕事って、そんな短い期間働く方法があるの?!
などそんな疑問をお持ちの方もいますよね。
ここからは、派遣看護師の働く方法についてお話します。
スポット型の単発派遣
こちらの派遣は文字通り、その場限りの業務となります。
決められた日にちや時間にのみ派遣先へ出向し、看護業務を行う働き方です。
ここ最近では、
- コロナウィルスのワクチン接種のサポート
- 自宅で療養中のコロナウィルス患者の容体のチェック
- もしくは、その症状に対する相談
- 電話で状態を把握したりその相談受けることを目的としたコールセンターのお仕事案件
を、多く見かけるようになりました。
その他の単発のお仕事には、
- 健診
- クリニックでの検査の補助
- 巡回入浴の付添いや介助
- デイサービスでの看護業務
など、その種類は様々ですが、どれも決められた日にのみお仕事をすることを指します。
もちろんこれらは、派遣会社の方から複数日お仕事をお願いされる場合もあります。
しかし基本は、その日のみの単発のお仕事です。
紹介予定派遣
こちらの派遣は、仕事先の企業が、最長6か月以内に派遣労働者を直接雇用することを前提としてお仕事をする雇用形態を指します。
これは、病院やクリニックなど出向先の企業で派遣として働いていますが、派遣期間が終了するまでに、企業と本人の合意のもとでその職場に直接雇用されるというものです。
このため、派遣社員として働いている間、その企業が自分にあっているかを確認することができます。

「こんなはずじゃなかった…」といったトラブルが少なくなることも魅力の一つです。
常勤として働く形の派遣
ここまで派遣の話しをしてきましたが、

常勤?それは派遣ではないのでは?
と感じる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、常勤として働くことのできる仕事形態は存在し、その内容は、派遣会社の社員として雇用されることを指します。

あれっ?それは派遣会社で、オフィスワークをするの?
なんて感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
そうではなく、きちんと看護師として、決まった企業で業務を行うことには変わりありません。
それでは、普通の派遣看護師と何が違うのでしょうか?
常勤の派遣は、仕事がない時にも派遣会社から給料を継続的にもらえるというシステムです。
派遣看護師は派遣会社に登録をしたのち、自分の条件とあったところが見つかったら派遣会社がその企業と調整を行い、そこに派遣される形となりますよね。
出向先の企業で業務の期間が満了となると、雇用契約が終了となるシステムです。
これとは異なり常勤として働く形の派遣は、お仕事の期間が終わっても、次のお仕事先が決まるまで、その派遣会社の社員として給料が支払われ、派遣会社との雇用の関係が継続している状態をいいます。
派遣看護師としてクリニックで働くときの仕事内容と給料
それでは、実際に派遣看護師として働くことになった際、どんな仕事を任されるのでしょうか?

常勤の看護師とは違い、お給料が低いのでは?
など疑問があるかと思います。
クリニックの基本的な仕事内容
クリニックでは、病院や介護施設とは異なり入院施設がないことから、外来のみの診療というイメージをお持ちの方もいるかと思います。
もちろん、外来業務で行う、
- 診療の介助
- 検査の説明
- 外来処置の介助
など、一般的な業務も行います。
しかしクリニックは病院などとは異なり、人数が限られていることで、分業ではなく、看護業務以外の様々なことを行います。
例えると、看護業務以外では
- 病院のオープン準備で全体の掃除(トイレも含む)
- 使用する備品の発注
- 事務作業のお手伝い
- お会計の対応
など行う事もあります。
また看護業務に付随することとして、
- レントゲン撮影のセッティングや
- 透視下での撮影の準備
- 採血の機械で血算
- 生化の簡易検査
を行うこともあります。
クリニックの仕事の常勤と派遣の仕事内容の違い
色々な仕事を任されるクリニックでは、看護業務以外の作業も行います。
これらたくさんの仕事内容から、常勤が行う業務と派遣看護師が行う業務には、どのような違いがあるのでしょうか。
元々決められた時間内で働く派遣看護師は、そのクリニックで行われる処置や検査補助などの要員として配置されるケースが多くあります。
その業務には、
- 内視鏡の介助
- マンモトーム生検の補助
など、専門的なものを扱うこともあります。
またワクチン外来を行なっているクリニックでは、子供から高齢者の方までを対象に、様々な種類のワクチン業務を担当することがあります。
更に、内科系では
- 健診に来た方の対応や案内
- クリニックでの人手が不足する時間帯に看護業務の全般
を任されることもあります。
常勤看護師は、その業務全般を行うのに対し、派遣看護師は、ポイントを絞って業務を行うことが多いのが異なる点です。
クリニックの仕事の常勤と派遣の給料の違い
ここまでの内容で、派遣看護師の働き方がそろそろ見えてきたころかと思いますが、それでは実際に働くと、どのくらいの給料がもらえるのでしょうか。
派遣看護師の場合、給料は時給制となります。
派遣の内容で自給に差があるものの、1800円から2000円など高い傾向にあります。
この背景として、
- 常勤だけではまかなえない場面や
- 産休・育休などで人手が足りない期間
にスポットをあてて派遣看護師を配置したいと考えていることがあり、急募で一次的に給料が高い設定にしている場合があります。
また、専門性の高いスキルが求められるもので、その対価として支払われる事もあります。

そのため派遣の求人では、ボーナスや手当がないものの、月の収入としては高い傾向にあります。
派遣看護師としてクリニックで働くのに必要なスキルや経験年数
それでは、一体派遣のお仕事ではどんなスキルが求められるのでしょう?
クリニックの仕事で働くのに必要なスキル
まずは、どのクリニックでも
- 採血が行えること
- 点滴のラインがとれること
が必要です。
大学病院や中核の病院においては、
- 採血は採血室に担当者が常駐し
- 点滴は医師や研修医の先生が行う
など、看護師がそれらの業務にあたる機会が少ないものです。
しかしクリニックでは、患者さんの採血や点滴、注射など、看護師が行うことがほとんどです。
ブロック注射やプンクなど、医師が必ず行うもの以外、ワクチン接種などを含め看護師が担当することが多いのです。
また最近では電子カルテ化が進み、クリニックでも
- オーダリングの内容を実施し会計に反映させたり
- カルテの内容をパソコンで確認し必要な物品を準備しておく
など、パソコン機器を使用する場面があります。
このため、「全く機械音痴で…」と苦手意識をもたず、しばらく現場から離れ、派遣で再度お仕事をお考えの方は、これらも、必要なスキルになってくることを念頭に置いておきましょう。
クリニックの仕事で働くのに必要な経験年数
必要なスキルが分かったところで、経験年数はどれほど必要なのかと感じている方もいらっしゃるかと思います。
病院や介護施設など多くのスタッフがいる現場とは異なり、クリニックでは、限られた人数で診療を行っています。
また派遣看護師が行う業務を見てみると、その場を任せて、他の業務を常勤の看護師が行うこともあります。
ここから考えると、
- 自分での判断が行え
- 何を報告すべきか把握ができ
- 基本的な看護スキルを持っていること
が必要とされます。

この為、新人看護師の方や、二年目になったばかりの方は、難しい内容となることが考えられます。
派遣看護師としてクリニックで働くときに勉強しておきたいこと
ここからは、勉強についてお話します。
クリニックは様々な診療科があり、中には複合的な科で診療しているクリニックも多く見かけます。
これは、クリニック内で各診療科にその専門の医師が在籍していることで、
- 複数の科が入っている場合や
- 近い内容のものを診察として取り入れている
ところもあり、勉強の幅も一つではないと言えます。
例えるなら、
- 整形外科とペイン外来のクリニック
- 内科のクリニックでもアンチエイジングを行うための点滴や処方などを行っている
場合もあります。
更に診療自体が保険診療のみではなく、自費の診療を合わせて行っている場合もあります。
- プラセンタの注射
- AGA治療
- 自費での外来手術
など、その項目は多岐に渡ります。
この為、ご自身がクリニックでのお仕事を行う際は、
- その派遣先のホームページを確認したり
- 派遣会社の方から情報を頂く
など、診療科と、特徴的な診療を行っていないかなど、調べておく必要があります。
派遣看護師としてクリニックで働くときの服装や持ち物

派遣先のクリニックでは、制服を貸与しているところもありますが、制服がなく、指定された内容の服装で現場に入ることがあります。
例えば、
- 白を基調とした白衣
- 柄のないシューズ
など、自分が持っているものを持参することもあります。
また持ち物は、基本的なメモ帳やボールペンはもちろんですが、一日の勤務の為、昼食持参の場合もあります。
派遣看護師としてクリニックで働くメリット

まずは、ご自身の生活に合わせて時間や曜日を決めて働けることは、派遣看護師として大きなメリットとなります。
クリニックで働くことに限定すると、
- これまでのスキルを活かし自身が活躍できる場を得られることがある
- 技術を磨けること
が期待されます。
看護技術の向上については、通常行えない検査や処置に関して、看護師が担う場面が多いからです。
またレントゲンの介助では、
- 実際に患者さんのポジショニングを行ったり
- 心電図や呼気検査
など、通常他職種が行う業務にも携われる機会があるのも魅力の一つです。
派遣看護師としてクリニックで働くデメリット

こちらは、同じ場所で継続的に働くことができないのがデメリットの一つです。
派遣看護師は期限が決められており、長く勤めていたいと感じていても、期間が満了になると契約が終了となる為です。
また、入職時にあるような教育がありません。
即戦力として配置される派遣看護師はその場の臨機応変な対応が必要となる為、スキルに不安をお持ちの方にはデメリットとなることがあります。
ただし、これらは常勤のスタッフの方などに聞くことができます。

コミュニケーションをしっかりとっていれば問題を解決することができますよ。
クリニックの派遣に強い看護師転職サイト
いくつもの看護師転職サイトはあるものの、一体どこの会社を選べば良いのでしょうか?
まず必要な事としては、大手の派遣会社を選ぶことです。
大手の派遣会社は求人数が多く、これまでにたくさんの看護師の派遣業務に携わり、経験が豊富なことが魅力です。
お勧めの転職サイト
・MCナースネット
・マイナビ看護師
・看護のお仕事
これらの派遣会社は求人数が多く、看護師専門のアドバイザーが転職をサポートしてくれます。
この中でも特に転職におすすめな派遣会社は、MCナースネット!!
求人情報が満載のMCナースネットでは、これまでにたくさんの看護師の方のサポートを行ってきました。
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- お仕事前のサポートも
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派遣看護師をお考えの方は是非MCナースネットを検索してみましょう!
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派遣看護師がクリニックで働くには?仕事内容や給料と経験年数やスキルからメリットデメリットを紹介のまとめ

- 派遣看護師がクリニックで働くには派遣会社へ登録を!
- 仕事内容や給料は即戦力を必要とされるため検査や処置の介助が多い
- 給料は時給制で高収入案件もあり!(1800円~2000円)
- 必要な経験年数はおおよそ3年以上の案件が多い
- 必要なスキルは一般的な採血・点滴・注射などの技術
- パソコンを使った作業も必要な場合もある
- メリットはこれまでの経験を生かした業務が行える
- 他職種が行っている業務も経験できる(放射線技師や臨床検査技師の業務など)
- デメリットは同じ職場で長く働き続けることができない
- 即戦力を重視されているため未経験の分野で不安が残ることがある
- 転職に特におすすめの派遣会社はMCナースネット
現在、職場での派遣看護師の仕事が注目されています。
ご自身のライフスタイルに合わせた働き方で、素敵な看護師ライフを送りましょう!
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