看護師夫婦の転職事情はどうするのが良いのでしょうか?
働き方や職場の選び方など、悩むことはたくさんありますよね。
今回は夫婦ともにナースのわが家が転職した際の体験談をまとめます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
夫婦ともに看護師の我が家が転職したきっかけ

妻の妊娠をきっかけに、私たち夫婦の生活は大きく変化させてきました。
お互いが仕事のハードさをよく理解していたこともあり、出産後の事を考えて今の職場で働き続けることも選択肢のひとつでしたが、子供の成長にあわせ私たちの職場環境を変化させたことで、我が家では家庭と仕事の両方をうまくこなすことができました。
家庭と仕事の両立。
簡単に考えていましたが一筋縄ではいかないのが家庭と仕事。
昼間に睡眠をとり、みんなが眠っている時に仕事に出かける。看護師夫婦は職業柄すれ違いの生活も日常です。
妻に子育てを専念してもらえば済む話なら簡単かもしれませんが、今後の生活、夫としての家庭内での役割、生活費の事を考えるとそうも言っていられませんでした。
そこで決心したのが<夫婦での転職>でした。
家庭環境も違えば、住んでいるところも違いますし、子育てに対する考えやどれぐらい協力を得られるのかも人それぞれです。
我が家のケースはあくまでもうまくいった一例に過ぎないですが、同じ状況のご夫婦であれば参考になると思います。
夫婦ともにナースの我が家が働くときに就職活動した方法

我が家の場合、転職サイトも利用しましたが、最終的には病院のホームページを見て、自分で直接応募して決めました。
転職サイトを利用してみて実際に感じたメリットとデメリットについても触れていきたいと思います。
自分で直接応募する場合、面接に至るまでの情報はホームページで得た事がすべてになります。最近、実際にその病院で働くスタッフの声や施設の紹介について掲載されているホームページが多いですが、どこの病院のホームページを見てもいい事ばかりしか掲載されていません。
当然の事なのでしょうが、「本当に?」と疑いたくもなります。(ひねくれてる?笑)
質問したくても面接を受けるまでは分からない事だらけです。
その点、転職サイトを利用した場合、その病院の情報についてある程度把握していることで、時にはホームページに載っていない情報も持っていたりします。
また給料の交渉など個人ではなかなか言いにくい事も担当者がやってくれるだけでなく、前もってどんな病院で働き始めたいかを伝えておくだけで要望に沿った病院を紹介してくれるので自分から動く必要がなく便利だなと感じました。
デメリットとしては、担当者からの電話やメールが割と頻繁に来るので対応がめんどくさいという点でしょうか。
転職サイトを通じて就職した場合にのみ転職サイト側に報酬が発生するため、担当者も必死なのはわかるのですが多いときは1日に数回電話やメールが送られてきたりします。そういったやり取りが面倒と思われる方はお勧めしません。
私は転職サイトを利用しましたが、妻はそういったやり取りを実際見ていましたし、事前に知り合いから転職サイトについて聞いていたらしく、取り合うのが面倒との理由から自分で病院探しをしていました。
どういった経路であれ、面接まで行けば聞かれることは同じです。
働くときに重視したポイント

働き始める時期に夫婦それぞれが<仕事>と<家庭>のどちらに重きをおくかをはっきりさせないと後々たいへんですのでしっかり話し合って決めましょう。
まずはそこをはっきりさせておくことで夫婦それぞれの立場をはっきりさせ、それぞれの役割というものを認識できるからです。
私はどちらかというと<仕事>寄り
妻はどちらかというと<家庭>寄り
というものでしたが、もちろんまったく家庭内の役割を果たさないわけではありません。あくまでも重きを置くという感覚です。
休みの時は家庭の仕事をしっかりこなし、夫が協力していかなければいくら事前に夫婦の役割を決めていたとしても不満が生まれてしまいますし、妻が家庭の事がおろそかにする事で夫の不満にもつながることは容易に想像できると思います。(ただ、夫がおもっている以上に育児にかかる労力は大きいものなので、今思うともう少し妻には協力しなければいけなかったと反省してます汗)
そしてお金についても考える必要があります。
子育てにはお金がかかります。
思った以上に….
その点で、私が仕事に専念できる環境にあったためしっかり稼ぐことができ、あまり大きな不自由を感じることはなかったです。
子供が成長するにつれ、妻も仕事に出るようになりました。2馬力になるとお金にはゆとりが生まれるようになりますが、この時も気を付けていただきたいのが、
妻が働き始めるときの職場選びでは給料の良さではなく、<母親の役割の自由度>を第一優先で考えるという事です。
<自宅からとにかく近い職場>
<急な病気で仕事を休まなければならなくなった時に職場の理解が得られやすい>
<子供の行事に合わせて休みが取れやすい>
<定刻にきちんと退社できる>
以上を就職時の面接の際にあらかじめ確認しておくことをお勧めします。
小さなクリニックでは看護師の数も少ないので、急な休みの代打が利かず嫌がられる場合も少なくありませんし、あとあと職場のほうからチクチク言われるのも働きにくくなります。
子供が小さいうちは急に病気になるものです。
また、行事もたくさんあります。
就職先の病院がこれらのことに柔軟な考えを持っている事も夫婦共働きをする上で重要なポイントです。
その点、託児所を持つ病院はすべてをカバーできるので子供が小さいうちの就職先としては最も適しているといえるのではないでしょうか。
就職したどんな職場で働き方はパート・正職員?その結果は満足?

我が家の場合、私は正社員で妻はフルタイムパートを選びました。
正社員である私はボーナスや残業代がしっかり支給されるので月々の支出に対応できました。
妻はパートでしたので、ボーナスがもらえないのは残念でしたが、時間になると残業せず帰宅できる事や院内の委員会や係りの役割は基本的免除されることが多く、休み希望も正社員に比べて取りやすかったようです。
夫婦共働きで頑張れば、パートでも十分な収入源になりますし貯蓄に回すことも可能で旅行なども楽しむ事ができましたので子育て時期の夫婦としての働き方は良かったと思います。
夫婦ともに看護師の場合夜勤でのすれ違いなど対策

我が家は妻がパートでしたので夜勤はせずに済みました。子供が小さいうちは夜勤を入れない夫婦が多いと思います。
夫婦で夜勤をする場合、同じ職場であれば勤務希望も出しやすいですが、違う職場の場合は勤務希望の締め切り日が違うと思うので希望をだすのも難しくなると思います。
また、職場によっては夜勤日の指定も勤務希望とみなされる場合があるようなので、そういった職場だと勤務表を作る側から嫌がられる場合があるようです。
知り合いの看護師夫婦は、どうしてもの場合実家にお願いしたり夜勤がかぶらないように勤務調整をお願いして乗り切ったようです。
夫婦ともに看護師の我が家が教えたい!仲良く転職したり、働きはじめるときの両立ポイント

新しい職場、新しい環境、そして家庭環境の変化。
分かっている事ですが、慣れるまでとてつもないストレスを感じやすい時期です。
我が家もしばらくは慣れない環境のせいでちょっとしたことが喧嘩に発展する事も少なくはありませんでした。
お互いが理解し合い、尊重する事で大変な時期は乗り切れると思います。
よく<食わせてやってる>など勘違い発言をするご主人さんもいますが、そこには仕事に専念できる環境を作ってくれている奥様の存在があるのです。
私も若いときはそれに近い発言を言ったものでした…(反省)
一人で抱えず、一人で決めず。
夫婦で納得いくまでよく話し合って決めることです。仮にうまくいかなくても夫婦で話しあって決めた事であれば結果を受け入れやすくなりますし、次は結果を踏まえて考えればうまくいきます。
それがうまく両立できるポイントです。