ママナースが透析看護師として働いた体験談とメリット・デメリット

透析看護師というと管理が難しくてちょっと敷居が高い感じがする

透析室で働くパートや派遣の仕事って時給がいいから気になりますよね。

この記事では、看護師として子育てしながらパートとして働いたママナースの体験談をご紹介します。

未経験の透析看護師として働くきっかけは残業がほとんどないからとのこと。

気になる仕事内容や未経験でも働けるのかだけでなく、忙しいママナースが効率よく働き先を見つけた方法についてもご紹介していきます。

目次

ママナースが透析看護師として働き始めたきっかけ

わたしは以前透析クリニックで週4回のパートとして働いていました。

透析クリニックで働き始めたきっかけ、それは子育てです。

出産・育児のため看護師を辞めましたが、子どもが1歳半を過ぎパートで働ける場所を探していました。

転職サイトを利用して職探しをした結果、紹介されたのが透析クリニックでした。

ママナースが透析看護師として働くまでの流れ

職探しをする際に登録しておきたいのが「転職サイト」です。

働きたい地域や働く条件などを入力すると、自分に合った就職先をピックアップしてくれます。

自宅に居ながら職探しができるため、子育てママの職探しには最適です。

ママナースが転職時に使った転職サイト

自分の条件・要望を伝えると、希望に合った転職先を探してくれます。

また、面接の際に同行してくれたり、面接のアドバイスもしてくれますよ。

わたしが転職の際に登録したサイトは以下の2サイトです。

・医療WORKER

・看護ルー 

透析看護師として転職するときにほかに悩んだ診療科、病院

病院勤務の忙しさや、夜勤に対して精神的・肉体的に自信がなかったわたしは、残業が少ないと思われる職場を探しました。

転職先として考えた職場はクリニックやデイサービス、老人ホームです。

就職後の悩みとして、小さな子どもがいると急な体調不良などで休みや早退ができるかという点です。

その場合にも休みが取りやすい職場と考えると、看護師が少ないクリニックやデイサービスは難しいという結論に至りました。

透析看護師に決めたポイント

わたしの中で透析は未知の領域だったため、最初は転職先の候補にありませんでした。

転職サイトの紹介で自宅の近くに透析クリニックがあることを知りました。

わたしが透析看護師になることを決めた要因のひとつが、残業がほとんどないことです。

透析は来院する患者さんが決まっており、透析にかかる時間も決まっています。

そのため患者さんが治療を終えて帰っていく時間も毎回ほぼ同じです。

保育園に子どもを迎えに行ったり、買い物をする時間を考えると、残業がないことはすごくありがたかったです。

また、クリニックやデイサービスなど看護師が1人体制が多い職場とは違い、透析は在籍している看護師の人数も多いため、子どもが急な体調不良などがあっても休みやすかった点も決め手となりました。

そして給与が高めであることも、透析看護師になる後押しになりました。

勤務条件や職場にもよりますが、血液を扱うため危険手当が付与されることもあります。

短時間しか勤務できないわたしには、高収入は魅力的でした。

子育てしながら働くなら短時間で稼げる高時給は大事ですよね!
そのうえ、万が一お休みしなきゃけないときでもナースがほかにもいるのは心強い!

ママナースが透析看護師として働くときに勉強したこと

透析の機械については実際に見たり触ったりしないと理解できないと考え、事前に深くは勉強しませんでした。

実際には、就職してからの研修で臨床工学技士から機械の原理や操作方法を教わることができました。

透析の看護について何も知らなかったわたしは、透析とはどういった場所なのかを調べることにしました。

透析をしている人が作成するシャントの仕組みや、透析による合併症、患者の生活や食事についてなど、基本的なことを勉強してから就職しました。

透析看護師として働いたメリット・デメリット

透析未経験のわたしが働いて感じたメリット・デメリットを紹介します。

ママナースが透析看護師として働いたメリット

・残業がほとんどない:記録は透析中に行うことがほとんどなので、デスクワークは少なめです

・効率よく働くコツを学べた:限られた時間の中で患者さんに生活指導などを行うため、効率よく働くことが重要です

・ルーチンワークがほとんど:新規の患者さんが少ないため、処置に関する説明はなく毎回決まった業務を行います

ママナースが透析看護師として働いたデメリット

・時間に迫られる:患者全員の針刺しが終わったころには休憩時間!ということもあり、かなり忙しいです

・意外と処置が多い:1時間毎の血圧測定、ナースコール対応、生活指導など業務は盛りだくさんです

・コミュニケーションが取りづらい患者さんがいる:看護師のアドバイスを拒絶する頑固な人が多いです

ママナースが透析看護師になるときの注意点

透析は血液を扱うため、感染対策にはより気を配る必要があります。

処置や患者ごとに手袋を交換するのはもちろんですが、シャント部からの突然の出血などもあるため注意が必要です。

患者さんも感染に弱いので、看護師側の自己管理も大切です。

患者さんによっては咳をしただけで露骨に嫌がられます。

透析看護師がおすすめな看護師とおすすめしない看護師

透析看護師になるために必要な技術や資格はありませんが、看護師によってはおすすめしないタイプもいます。

全ての方が当てはまる訳ではありませんが、参考にしてみて下さい。

<透析看護師がおすすめな看護師のタイプ>

・採血や点滴など針刺しが得意な人:患者さんは意外と痛みに弱いので、失敗すると嫌がられます

・計算が得意な人:風袋の計算や体重の増減によって透析する量を決めているので、計算機を常に持ち歩いています

・コミュニケーション能力が高い人:透析歴が長い患者さんが多いため、コミュニケーションは大切です

<透析看護師をおすすめしない看護師のタイプ>

・失敗を引きずる人:週3回同じ患者さんと顔を合わせるため、過去の失敗を引きずるタイプは精神的に辛いです

・仕事が雑な人:短時間でたくさんの患者さんを相手にするため、仕事は丁寧でスピーディーな人が向いています

透析看護師になりたいママナースに伝えておきたいこと

透析看護師になる際に経験者として入る方は少ないので、初心者を歓迎しているところが多いです。

そのため、パートでも教育環境が整っている職場を選ぶと安心して業務ができます。

また透析室のベッド数が50床を超える規模では、食事休憩以外は椅子に座れないくらい忙しいことが多いです。

ほとんどの患者さんが1回4時間の透析を行っているので、最初の患者さんが終了すると次々と終了のアラームが鳴ります。

透析終了のアラームが鳴った場合は、患者さんの元へ行き、針を抜くまでに10分程度かかります。

処置している間にもいろんなところからアラームが鳴るため気持ちは焦りますが、目の前の患者さんに集中することが大切です。

就職する前にベッド数と看護師の在籍数、就職後の研修などを確認することをおすすめします。

まとめ

今回はわたしが透析クリニックに就職するまでの経緯やきっかけ、透析看護師として働いたメリット・デメリットを中心にお伝えしました。

透析看護師として働き始めたきっかけ、それは子育てをしながらの再就職でした。

再就職先にはクリニックやデイサービス、老人ホームなどを視野に入れていましたが、透析は未知の領域で考えてもいませんでした。

しかし私が利用した転職サイト(看護roo!)から透析クリニックを紹介してもらいました。

ママナースが透析クリニックにおすすめな理由
①残業がない
②スタッフが多く急な休みも申請しやすい
③比較的給与が高い
④未経験歓迎

4つの点で魅了を感じてここなら働けそう!と思ったので透析看護師になることを決意しました。

透析看護師として働く前に勉強したことは、シャントの仕組みや、透析による合併症、患者の生活や食事についてなど基礎的なことです。

就職してみると、透析の機械や開始から終了するまでのことを実際に触りながら教わり、身につけることができました。

透析看護師として働いたメリット
①残業がほとんどない
②効率よく働くコツを学べた
③ルーチンワークがほとんど

就職すると思ったよりも残業が多かったり職場環境が悪かったり…ということがありますが、ルーチンワークが多いからこそママナースの私にとっては最適な職場でした。

ただ、反対にデメリットは
①時間に迫られる
②意外と処置が多い
③コミュニケーションを取りづらい患者さんがいる
という点でした。

それでもルーチンワークがほとんどなので、慣れてくると苦ではありません。

透析看護師になるときの注意点としては、「感染」についてです。

血液に関わる職場のため、自分が感染することがないよう針の取り扱いや処置に対して神経を遣うこともあります。

また、患者さんは感染しやすい状態にあるため、看護師自身の健康管理も大切な仕事です。

再就職先を探すとき、自分はどんな職場に向いているか悩むことってありますよね。

透析看護師経験者のわたしが考える、透析看護師におすすめなタイプは
①採血や点滴など針刺しが得意な人
②計算が得意な人
③患者さんとのおしゃべりが好きな人


おすすめしないタイプは
①失敗を引きずる人
②仕事が雑な人
です。

最後に透析看護師になる人に伝えたいことが2つあります。

それは就職後研修がしっかりしているところを選ぶと安心であること、またベッド数が50床以上あるところはかなり忙しいということです。

子育てしながら働く場所を探すのは大変なので、転職サイトを使って効率よく職場を探してもらっちゃいましょう。

自分の勤務希望や給料の交渉も代理で行ってくれるので助かりました。

外で働くことで、子育てから解放される時間もとれるうえに、収入も得られるので自分に合った働きかたをぜひ見つけてみてくださいね!

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