研修医の年収・給料は安くてお金がない!?全国平均や働き方別での違い

研修医と付き合っていると、

よく「お金がない」と言っているけど、どうして?

いつも仕事であまりデートに誘ってくれないけど、そんなに忙しいの?

こんな疑問をもったことはありませんか?

実際、研修医は医師免許を持っているとは言え医者の卵。

医師としての基礎を学ぶため、時間外の研修や当直勤務など、いつも忙しくしています。

でも「お金がない」ってどういうこと?
医者って高給取りだよね?

と疑問に思ってしまいますよね。

そこで今回、研修医の年収や働き方などをまとめてみました。

研修医の彼が

  • 普段どんな風に働いているのか
  • どれくらい給料をもらっているのか

もズバリわかっちゃいますので、ぜひこっそりと楽しみながら読んでみてくださいね♪

これを読めば、あなたの彼氏のことをもっと理解できますよ。

目次

研修医の年収は前期と後期で変わる

ひとくちに研修医と言っても、研修医は「初期研修医」「後期研修医」に分かれます。

研修医は5年間という規定があり、

  • 研修医になってから1~2年目までを「前期(初期)研修医」
  • 3年目~5年目までを「後期研修医」

と呼ぶのです。

ただ単に名称が変わるだけではなく、前期研修医のうちはいわゆるアルバイトも禁止で、医師としての基本を色々な科をローテーションで勤めながら学んでいます。

  • 採血
  • 点滴
  • 入院患者さんの食事計画

などもこの時にみっちり研修していますし、色々な科を回っていますので覚えることもたくさんあり、大忙しでしょう。

対して後期研修医は、研修期間ではありますが、一人前の医師として前期研修医時代に積んだ経験をもとにより深く学び、今後勤める科を決定する大事な時期です。

前期研修医の平均給料・年収

前期研修医の年収の平均値は、ズバリ400万円くらいです。

ただしこの金額は平均値なので、勤めている病院や地域によっても多少変動し、

  • 高いところで月60万円
  • 低いところで月20万円

くらいとなります。

なすこ

新卒の会社員の基本給と同じくらいの平均年収なので、生活に困るほどではないけれど贅沢はできないといったところですね。

後期研修医の平均給料・年収

後期研修医になると責任も大幅にアップしますが、年収も大きく跳ね上がり、平均年収は600万円~800万円ほどになります。

前期研修医と同じく、勤めている病院や地域によっても違いがありますが、高いところでは月収が100万円を超える場合も!

また、後期研修医になると、「非常勤医師」や「健康診断」などの単発バイト(スポットバイト)もできるようになり、一気に年収が跳ね上がります。

研修医の基本給はどれくらい?

研修医の基本給は、前期研修医だと大体20~30万円程度が平均値

勤め先の病院が

  • 大学病院
  • 臨床研修病院
  • また勤める地域

によっても変わってきますが、臨床研修病院の方が給料が高く、基本給は30万円~となっている場合が多いです。

医学部を卒業し、「晴れて医師として勤務!」となっても、前期研修医のうちはやはり厳しい環境が待っているのですね。

研修医のボーナスはある?

研修医のボーナス支給の有無は病院によって変わりますが、あまり期待できない現状もあるようです…。

理由として、年齢や勤続年数によって支給額が変わることもさることながら、「医局人事」によるものがあげられます。

なすこ

医局人事とは、大学病院内にとどまらず、関連する病院にも及ぶ大きな人事システムのこと。

日本にある多くの病院は大学医局から医師の派遣を受けるシステムがあり、医局に所属している研修医の一部は半年~1年単位で勤務先の病院が変わることも多いのです。

このため「ボーナス支給のための勤続年数をクリアできない」といった場合があるようです。

また、それ以外だと、基本給が高めに設定されている病院ではボーナスがないこともあります

病院のホームページで医師の求人案件が掲載されている場合、ボーナス支給の有無も書かれていることがありますので、こっそり覗いてみるのも良いでしょう。笑

研修医の当直手当やほかにも手当ってある?

基本給やボーナスの他、研修医には

  • 当直手当
  • 通勤手当
  • 住宅手当
  • 時間外手当

などが病院の規定によって支給されます。

特に当直手当は1回の当直で15000円~25000円程度出ることがありますので、当直に入れば入るほど給料が高くなります。

また、2年目以降は手当があがることも

ただし、すべての手当が確実に支給されるか?と言われると、病院ごとに大きな差があるようです。

なすこ

残業や呼び出しがあっても、病院によっては時間外手当が出ないことがあるのですね。

研修医は特に、当直も複数回あり病院にいる時間が長いので、時間外手当がつくのとつかないのでは雲泥の差があります。

当直や時間があると、プライベートの時間がどんどん削られて彼女としては考えものですよね。

なすこ

でも彼は今医師としての経験を積んでいる最中なので、グッとこらえてあげましょう。笑

研修医の年収が変わる勤務先

研修医として勤務する病院によって、年収は大きく差が出ます。

あなたの彼が勤めているのはどういった病院か、ぜひ確認しながら読んでみてください♪

大学病院の研修医

大学病院では、市民病院や総合病院と比べて平均年収は低めです。

もちろん地域や病院によって差はあるのですが、各種手当も市民病院などと比べてちょっと寂しいといった話も…。

市民病院や総合病院で働く研修医

一部の市民病院や総合病院は、「臨床研修病院」とも呼ばれます。

この臨床研修病院で働く研修医は、大学病院に勤める研修医と比べると比較的高めの給料をもらっていることが多い様子。

冒頭で説明した研修医の平均年収は、市立病院や総合病院で働く研修医が押し上げている傾向があります。

なすこ

大学病院と臨床研修病院とでは、150万円ほども年収に差が出てしまうとは驚きです。
場合によっては、一般企業の年収の方が多くなってしまうこともあるんですね。

都道府県別での研修医の年収

北海道や東北、北関東など一部の地域では平均年収が500万を超えるなど、年収が少し高めに位置しています。

関東や関西、四国、九州、沖縄地区は少し低めで年収300万円代が平均で、西高東低の典型と言われることも。

…そうは言っても東京はやっぱり高いんじゃ?

と思われがちですが、意外なことに東京都の平均年収は300万円を下回るところも多く、ちょっと生活が苦しいレベルの場所も存在するようです。

なすこ

ただ、宿舎や住宅手当が充実しているのに加え、当直などで忙しくしていることもあってお金を使う暇がなく、給料が少なくてもあまり不自由しないというのが現状の様子です。

研修医の年収・給料は安くてお金がない⁉全国平均や働き方別での違いのまとめ

記事を読んで、

研修医の年収って、思っていたよりも意外と低いかも…

という感想をもたれたのではないでしょうか?

地域によって差が大きすぎるのも驚きですが、研修医の返金年収は400万円程度と、実は新卒の初任給と大差はないのです。

ポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 研修医には「前期研修医」と「後期研修医」があり、前期研修医は特にお金も時間もないことがほとんど
  • 後期研修医になると年収も平均600万円~800万円と跳ね上がる
  • 勤める病院の形態や、手当の充実度によっても年収が大きく変わる
  • 北海道や東北、北関東などは年収が平均500万円代が多く、関東や関西、四国、九州、沖縄は年収が平均300万円代と低め

医者として年収一千万円に安定していくのは、早くても医学部卒業から5~10年後と言われています。

それまではどうしてもお金がなかったり、いつも仕事で疲れていたりと彼女としては寂しいことも多いですよね。

でも逆にこのタイミングでしっかり心身的にサポートしてあげると、遠くない将来に安定を手に入れることができるかもしれません♪

逆に、何もしなかったり、自分本位になって文句ばかり言ってしまうと、プライベートでも彼に休まる瞬間がなく、息が詰まってしまうかも…。

彼の良きパートナーとなれるよう、彼の仕事を理解して、一人前の医者になれるように支えてあげてくださいね。

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