看護師の副業には不動産投資がおすすめな理由とメリットデメリットを知って賢くお金を増やすコツ

昨今、本業の仕事とは別に副業や投資をする人が増えています。

「老後2000万円問題」が話題になりましたが、老後に十分な退職金や年金が貰える時代ではなくなってきた今、将来の資産形成への不安から、副業や投資に興味を持つ方が多くなっている傾向があります。

副業を解禁する企業が多くなっている中、多忙な職種である看護師などは副業に割く時間がない方が多いです。しかし、多忙だからこそ「不動産投資」をする看護師が増えているようです。

看護師の副業で不動産投資が人気な理由や、メリット・デメリット、不動産投資をする際の注意点をまとめてみました。

目次

看護師の副業として不動産投資が人気な理由

看護師は時間がなくて副業をしている時間がない

「投資」ときくと、投資についての専門知識が豊富にないといけない、株価の値動きを毎日チェックしなければならない、というようにハードルが高いイメージがあります。気軽に始められるような印象ではないですよね。

しかし、「不動産投資」は比較的低コスト、プロに任せることができる等、初心者でも始めやすい投資です。多忙な職種の方でも副業として始めやすいことが人気の理由です。

看護師は銀行からの信用が高いので融資をしてもらいやすい

看護師というのは国家資格を有する職種であり、社会的信用も高いです。社会的信用が高いということは、銀行の融資も受けやすいのです。金利も低い傾向があり優遇されやすく、不動産投資のローンに通りやすいです。

不動産投資ローンの審査は勤続年数や年収が対象になりますが、職種や資格という面も審査においては有利になります。

看護師が副業で不動産投資をおこなうときのメリット・デメリット

不動産投資のメリット

不動産投資なら公務員ナースでもできる

①「5棟10室以下」、②賃貸収入が「500万円未満/年」、③管理業務は管理会社に委託する

上記3つの条件を守れば副業禁止規定に抵触はしません。

※職場の「兼業・副業許可に関する職務規定」にもよるので、事前に確認しましょう。

ほかの人のお金で資産を作ったり不労所得が得られる

株式投資などは投資資金をすべて自分で用意しなくてはなりませんが、不動産投資の場合金融機関から借入を行って物件を購入できるため、自己資金を抑えることができます。

また「持つ戸数」や「持ち方」によっては、ローン完済以前に月々のキャッシュフローをプラスにする事も出来、生活への負担を軽減する事も出来ます。ローン完済後は家賃収入がそのまま自分の不労所得となります。

インフレになったときの対策になる

不動産投資は現物資産である不動産に投資をするため、インフレに強い特徴があります。現預金などはインフレによって目減りが発生してしまいますが、現物資産はそのような目減りが発生しません。物価の上昇とともに不動産価格も上昇するため資産価値が大幅に下落することは考えにくいのです。

生命保険代わりにすることもできる

住宅ローンを組む場合「団体信用生命保険(団信)」の加入が必須です。団信は万が一のときに契約者に変わり住宅ローンを弁済する生命保険のことです。

さらに3大疾病、8大疾病特約を付けると所定の病気に罹った際に保険金がおりるため、医療保険の代わりになります。

自分の身に何かあった際、家族への負担が少なくなります。

資産として持っておくことができる

土地の場所や形状、建物の管理状態などによって変わってはきますが、将来にわたる収益力がある不動産投資ができれば、資産として持っておくことができます。

不動産投資のデメリット

空室リスク

不動産投資は入居者から家賃収入を得ることで利益が出ます。その入居者がいないと家賃収入が得られません。空室であろうと、建物の維持管理費や融資の返済は止まりません。空室が長期間埋まらなければ儲けを出すどころか負債を抱えてしまいます。

金利リスク

金融機関から借入を行って物件を購入する際、固定金利か変動金利を選びます。変動金利を選択する場合は借入期間中に金利が上がった場合、金利負担が増大するリスクがあります。

建物が古くなることに伴うリスク

不動産が実物の資産である以上、年数が経過すれば劣化していきます。定期的にメンテナンスをしないと空室リスクも高くなり、収入が得られなくなる可能性もあります。また、価格が手頃だからという理由で安易に物件を購入してしまうと、外装や内装、見えない部分にも修繕必要箇所がたくさんあり、結局お金がかかってしまうというリスクも生じます。

資金の流動化リスク

不動産は株式などに比べて流動性が低いです。株式などであれば常に取引があるため、売却に困ることは少ないです。しかし、不動産は株式と違い売却しようとしてすぐ売れるわけではありません。物件の状態や立地、金額によって購入希望者が現れず売りたくても売れないというリスクがあります。

不動産価格が下がるリスク

不動産投資を行う場合、ずっと物件を保有し続けるのでなければ、どこかのタイミングで売却をすることになります。その売却価格が大きく下落してしまうと、損して終わることになってしまいます。

看護師が不動産投資を始めるときの注意点

騙されやすい

これまで大学や専門学校で医療系のことを勉強してきた医療関係者は、一般の人より医療にはるかに詳しい代わりに、経済のことに触れる機会が少ない傾向があります。また、社会的信用が高い分、信用力を目当てに様々な人が都合のよい話を持ちかけて誘惑してくる可能性があります。

何のために投資をするのかを考えておく

看護師は社会的信用度が高い分、その信用力を目当てに様々な人が都合のよい話を持ちかけてくる可能性があるとお伝えしました。不動産投資だけに限らず、「投資」というのは楽にお金を増やせるというイメージがあります。投資の良い点ばかりを言ってくる人もいるかもしれません。しかし、メリットもあればデメリットもあります。その両方を理解した上で、自分が投資をする目的を明確にしてから始める必要があります。

看護師で不動産投資におすすめな人の特徴

今の病院で働き始めて2年以上

先にも述べたように、看護師は社会的信用が高いので、銀行の融資も受けやすいです。

基本的に、不動産投資ローンの審査は勤続年数や年収が対象になりますので、勤続年数が2年以上になると更に信用度が高くなり、審査が通りやすくなるでしょう。

正職員(主婦でも夫の仕事で可能なことも)

専業主婦やパートタイムで働いている場合でも、不動産投資であれば融資を受けられる可能性があります。

マイホームを購入する際の融資だと、専業主婦という立場で融資を受けるのは難しいです。

しかし、不動産投資の場合は、融資の返済を家賃収入で行うのが一般的なので、無収入または、パート収入だけであっても融資が通ることがあります。更に、主に家計を支えている配偶者の職種や条件によって、安定していると判断されれば融資が下りやすくなります。

看護師が副業として不動産投資以外で収入が増える方法

インデックスファンド

インデックスファンドとは、投資成果が特定の市場平均指数(※)に連動するように運用されているファンドのことを言います。債券市場指数、不動産投信指数、商品(金など)との連動を目指して運用されているインデックスファンドもあります。

資金流入も増加していて運用純資産が大きくなっているインデックスファンドは、積み立て投資(定時定額投資)に活用しやすいファンドと言えます。

※市場平均指数……1つの国や資産クラス(投資対象となる資産の種類)など、その市場全体の平均パフォーマンスを示す指数のことです。国内では日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)、海外では米国のダウ平均指数やS&P500指数などの株価指数が有名です。

株式投資

株式投資は「配当金」や「値上がり益」等の利益を得る為に、企業が発行する株を売買する投資方法です。基礎知識を身につけ、こまめに情報収集を行うことで、初心者でも株式投資で資産運用が可能です。最近ではパソコンやスマホで取引する投資家が多いため、手数料が格安で素早い取引ができるネット証券が人気です。

看護師が副業するなら不動産投資がおすすめな理由とメリットデメリットのまとめ

看護師は、社会的信頼の高さから不動産投資が向いていると言えます。肉体的にも精神的にもハードな仕事であり、夜勤もある看護師は多忙なため、自分で投資の勉強をする時間がなかなか取れません。そのため、比較的低コスト、プロに任せることができるなどのメリットがある不動産投資がおすすめです。

しかし、不動産投資にもメリット・デメリットがあります。その両方をよく理解し、自分のライフプランを任せることができ、成功に導くために信用できるプロのアドバイザーを探すことが大切です。

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