公務員の住宅ローン事情!いくらのローンなら資金難にならない?

公務員の住宅ローン事情!いくらのローンなら資金難にならない?

公務員は、住宅ローンの金利がしやすい!と聞いたことがあるが、ほんとなのでしょうか?

そこで、住宅ローンの組みやすさや住宅ローン以外でかかるお金についてご紹介します。

住宅を購入を考えている方はぜひ、最後まで読んでみてください。

目次

公務員は住宅ローンを組みやすいのはなぜ?

公務員の方が住宅ローンを組みやすいのは、主に【3つ】のポイントがあるようです。

〈1〉失業のおそれが低いこと。

〈2〉収入が景気変動に左右されにくいこと。

〈3〉住宅ローンを退職金で一括返済できること。

こちらが重要になってきます。

それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。

失業のおそれが低いこと

公務員の特徴として、自己都合退職や犯罪・業務上のミスをしない限り、定年まで失業するおそれがありません。

病気や怪我、育児・介護などで長期休暇をする場合、公務員と民間企業で違いがあります。

【公務員の方は最長3年は身分証】

となります。

一方で

【民間企業の方は1年間保証】

となるので、公務員のほうが制度が充実していることがわかります。

収入が景気変動で左右されにくいこと

公務員の給与は、民間企業の正社員の方に給与水準を参考に決められているので、
高い傾向にはあります。

しかし、去年から続いている新型コロナウイルス感染症の影響は、公務員よりも民間企業のほうが影響を受けやすいです。

その一つとして、ボーナスです。

民間企業の方はボーナスがなくなりましたが、公務員の方は何パーセントかカットになっただけでボーナスを受け取ることができました。

このことから、【安定の保証】ということが言えます。

住宅ローンを退職金で一括返済できること。

民間企業では、退職金がない企業や定年退職でも受け取ることができない企業があります。

公務員は、法律で定められているので退職金がもらえないということがありません。

では、どのくらい退職金がもらえるのでしょうか?

民間企業と格差があるので年々減少してきていたり、定年延長の影響があるようですが、

定年退職の場合【2000万円】

受け取ることができます。

3つのポイントを詳しくみていきましたが、公務員の方は安定されてることが重要になっているようです。

公務員が住宅ローンを組むとき、どれくらいの金利優遇がある?

バブル期には、公務員だけの金融機関があり、金利の優遇がありました。

しかし今は、公務員だけの金融機関があるというよりも【雇用の安定していること・ボーナスの利用・高い年収】などの理由から返済が滞りなくできることを重要としています。

収入が景気変動で左右されにくいので、長期間にわたり安定した給与が見込めますが、

【・副業ができないこと。・大きな収入が増える見込みがない。】

という2つに注意が必要です。

そこで、【全期間固定金利】と【変動金利】を利用するといいです。

【全期間固定金利】は、計画的に返済するのに有利となっています。

反対に、【変動金利】は、返済途中に金利が見直せる仕組みになっています。

全期間固定金利は変動金利よりも金利は高くなりますが、【適用金利】
が利用できるので、金利差が少なくなります。

どれくらい適用金利の幅があるかをみていきましょう。

☆固定金利

適用金利      適用金利

2年        0.600%〜1.075%

3年 0.725%〜1.20%

5年 0.725%〜1.20%

7年 0.775%〜1.25%

10年 0.875%〜1.35%

15年 1.125%〜1.60%

20年 1.175%〜1.65%

☆変動金利

適用金利 0.600%〜1.075%

という適用金利の幅になっています。
1番は、収入をみて決めるのがいいです。

返済がいくらなら苦しくならない?公務員の住宅ローンの組み方

苦しくならない住宅ローンの組み方として、【年収倍率にあった借り入れや返済比率】
などを注目するといいです。

【年収倍率にあった借り入れ】というのは、

生活費やお子さんの教育費などを含んだことを考えた、
【適正な借入額は年収の5倍】のことです。

例えば、年収が500万円として考えると、【適正な借入額は年収の5倍】なので【2500万円】は、必要になります。

しかし近年では、新築マンションの平均価格が【5087万円前後】となっていて、【適正な借入額は年収の5倍】の7倍、8倍あります。

そのため、【適正な借入額は年収の5倍】というのは目安として考える方がいいです。

一方で【返済比率】というのは、年収に対する年間返済額の割合のことです。

返済比率を【20%以内に抑える】というのが適正な比率になります。

ここで注意が必要です。

年収は、基本給料・各種手当・ボーナス・税金・社会保険料が含まれています。

しかし、税金・社会保険料が引かれた約8割の手取り給料で考えていきましょう。

また、【完済年齢は65歳】にすることもポイントになります。

ちなみに、住宅ローンを申し込みをする際、【共済住宅ローン】
も利用できます。

【共済住宅ローン】とは一体なんでしょうか?
公務員の方の相互扶助、生活向上のための制度です。

では、特徴はなんでしょうか?

・借入時に連帯保証人や保証料、抵当権が不要
・貸付金返済時に被災した時、住宅火災再貸付により追加融資が可能

以上の2つの特徴があります。

融資時に厳しい審査がないため心理的負担がないことや職場で申し込みができるので便利な制度です。

ただし、貸付限度額は勤務年数で変化するので、希望する金額が融資できないので注意してください。

住宅ローンの以外で知っておきたい自宅購入でかかる毎年のお金

住宅ローン以外で毎年かかるお金は、

☆固定資産税、都市計画税 1月1日の不動産所有所に対してかかる税金です。
             (毎4回分納金可能)
             固定資産税で、新築住宅の場合5年間軽減措置があります。

☆修繕積立基金 外観や機能を維持するためのお金です。

☆管理費    マンションの点検、掃除、窓口業務など日常的にかかるお金です。
        毎月5000円〜1万5000円が目安です。

☆駐車場代 ☆火災保険料 ☆地震保険料などがあります。

また、生活費やお子さんが出産された際のお金や教育費などもあります。 

住宅ローンを組むときは夫婦で組む方がいい?

夫婦で組む住宅ローンは、よく話し合って決めた方がいいです。

今回は、【夫婦ペアローン】というのをご紹介します。

こちらは

☆住宅ローンの借入額の増額 ☆住宅ローン控除を夫婦ともに受けられる(所得税の還付)

利点があります。

反対に

☆住宅ローンの借入額増加にしたがう返済額の増加による家計の負担

があります。

公務員の住宅ローン事情!いくらのローンなら資金難にならない?のまとめ

公務員の方は、利点がたくさんあるのでよく話し合うことが必要だと思いました。

今回、書いた記事でわかりづらい部分もあると思いますので、わからない場合は調べてみたり、専門の方に相談されることをおすすめします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでもご参考にしていただけると幸いです。

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