大学病院ナースのあるある!患者さんや医師の独特な世界!

病院ナースとして働いていると「あるある」と思う話しがたくさんありますよね。

わたしは大学病院のナースを3年勤めていました。

その時に感じた、大学病院特有の「あるある」話を書いてみました。

「あるある~」と共感できる部分もあるかと思うので、よかったら読んでみて下さい。

目次

大学病院ナースあるある!

1.大学病院は中途採用ナースより新卒ナースを大切にする

中途採用ナースは他の病院を経験しているため、新卒ナースより業務はできます。

しかし、大学病院では経験者より新卒ナースを大切にするケースが非常に多いです。

新卒ナースは学校を卒業したばかりのまっさらな状態です。

他の病院で学んだ知識を持ったナースより、まっさらなナースの方が、その病院に染まりやすいですよね。

病院側は長い間働いてほしいと考えているので、若く病院に染まってくれるナースに残ってほしいと考えているようです。

その証拠に「辞めたい」と伝えた時、中途採用ナースはすぐに「いいよ」と返事がきます。

しかし、新卒ナースの場合は本気で引き留めてきます。

自分たちで育てた新卒ナースは他の病院で育ったナースより大切なんですかね。

2.仕事大好き!知的で勉強好きのナースが多い

院内、院外の研修が多い大学病院では、勉強が好きなナースが多いです。

日々の業務をこなしつつ、認定看護師を目指してひそかに勉学に励んでいる方もいますが、向上心が高い方は周りのナースにも勉強を強要するところがありますよね。

仕事でも安定を求めていたわたしは、ちょっと苦手でした…。

3.一人でも生きていける!主任・師長クラスは独身が多い

大学病院の仕事は通常業務の他にも書類関係や研修など、病院にいる時間が長いですよね。

その分給料やボーナスは他の病院に比べて高いですが、その分仕事はきついです。

大学病院のナースは3年過ぎると転職を考える人が多いため、そのまま残っていると少しずつ階級が上がっていきます。

忙しくて人と休みを合わせるのが難しく、「ひとりの方が楽だな」と感じることが増えていきます。

趣味に没頭したり自分磨きをしているうちに、この生活を壊したくないと感じてくるそうです。

30代で主任になる人も多いですが、バリバリ働いているナースほど独身が多い傾向にあります。

そのため子どもがいる子育てママは少し肩身が狭い思いをするかもしれませんね。

大学病院患者さんあるある

1.芸能人やお金持ちの患者さんが多い

個室や特別室にはVIPな患者さんが来院することが多いです。

芸能人や会社の社長さんやその家族などがいますが、プライドが高めな方が多いです。

わたしが出会った患者さんはこんな方がいらっしゃいました。

・ある芸能人の患者さんは「注射の跡が残らないよう気を付けて欲しい」とマネージャーがプレッシャーをかけてくる。

・ある会社の元副社長の患者さんはナースをお手伝いさんと勘違いしているかのように、上から指図してきたり、おつかいを頼んできくる。

・反社会的な方と思われる患者さんは、強面のボディガードが付き添い「入れ墨に手術の傷跡を残すな」とすごんでくる。

もちろん中には心優しい患者さんもいます。退院の時にお世話になったからと担当したナース全員に「商品券」と「コーチのキーホルダー」を頂いたこともあります。

良くも悪くもお金持ちの患者さんは独特ですね。

2.珍しい症例の患者がくる

個人病院とは違い、珍しい症例の患者さんが来院することもあります。

わたしが出会った中で最も珍しい患者さんは、両親が亡くなった後自暴自棄になり、引きこもりになった20代の男性です。

肩に傷ができたまま放置していたら、そこから虫が入り血管を絡んだ腫瘍のようになってしまい、みかねたアパートの管理人さんが病院に連れてきました。

体を不潔にしているとそんなことがあるのか!と衝撃を受けたことを覚えています。

さらに強烈な印象を残した出来事が…。

その患者さんがシャワーを浴びていると、水圧で傷口から流血、そして虫まで出てきたのです!!

担当していた男性のナースも思わず絶叫していました。

最終的には腫瘍を摘出し、無事退院していきました。

3.長期休暇は学生の患者さんがいっぱい入院してくる

わたしが勤務していた整形外科病棟は、夏休みなど学校の長期休暇の時期になると学生さんで溢れていました。

急がない病気の場合は、患者さんが入院しやすいタイミングで手術や治療をすることが多いです。

若い患者さんが多いと病棟全体に活気が出るな~と感じました。

大学病院の医師あるある

1.担当の科によって医師のタイプが違う

これは大学病院に限った話ではありませんが、診療科によって多少医師のタイプが変わっています。

内科系は優しく親身に話しを聞いてくれるタイプ、外科系は軽いノリで仕事がちょっと適当なタイプが多い、救急は人の意見をあまり聞かない我が道タイプなど様々です。

2.看護師に手を出す医師が多い

「〇〇病棟の看護師は可愛い子が多い」などゲスな会話を聞くこともしばしば…

しかし大学病院の医師は数年おきに附属病院に移ることが多く、いろんな場所で看護師を恋人に選ぶ方もいました。

3.テレビドラマでもおなじみ、教授回診

病院を描いたドラマなどで度々登場する教授回診、実際の大学病院でも行われています。

わたしがいた整形外科病棟では毎週水曜日に教授回診が行われていました。

教授を筆頭に医師、研修医、看護師長、理学療法士など10名以上が勢揃いして、患者さん全員を回ります。

いつもの病棟の雰囲気とは少し異なるピリっとした空気に、患者さんまで緊張しているようでした。

大学病院のナース直伝!あるある話:まとめ

病院によって看護師や患者さん、医師は少し雰囲気が違うことがあります。

今回はわたしが大学病院に勤めた経験から、「大学病院あるある」を書いてみました。

大学病院看護師あるある

1.大学病院は中途採用ナースより新卒ナースを大切にする

2.仕事大好き!知的で勉強好きのナースが多い

3.一人でも生きていける!主任・師長クラスは独身が多い

大学病院患者さんあるある

1.芸能人やお金持ちの患者さんが多い

2.珍しい症例の患者がくる

3.長期休暇は学生の患者さんがいっぱい入院してくる

大学病院医師あるある

1.担当の科によって医師のタイプが違う

2.看護師に手を出す医師が多い

3.テレビドラマでもおなじみ、教授回診

いかかでしたか?大学病院に勤めた経験がある方に少しでも「あるある~」と笑って読んでいただければ嬉しいです。

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