妊娠すると、夜勤をしていいの?レントゲンは大丈夫?と心配になりますよね。
妊娠中は体調管理をしっかり行っていてもつわりやお腹の張り具合は人それぞれ。
夜勤を最後までやって産休に入る人もいましたし、朝の方が辛く、夜勤の方が体調がいいという人も。
逆に夜勤は人が少なく、動き回るため、夜勤は辛く、日勤だけにしてもらう人もいました。
夜勤はダメではありませんが、人それぞれですので、自分の体調と相談した判断が必要です。
この記事では、妊娠中の看護師の仕事として夜勤やレントゲンは大丈夫なのか、仕事別の注意点と働き方についてご紹介していきます。
妊娠中は日ごとに体調が変わることもありますので、その都度上司と相談してみてくださいね。
妊娠中の看護師の仕事で夜勤やレントゲンは大丈夫?

レントゲンは撮影のタイミングで2m離れていれば大丈夫と言われています。
レントゲン撮影時のみ、きちんと離れるように気をつければ、撮影前後の介助につくぶんには問題ありません。
看護師の仕事別注意点と働き方

看護師の仕事は力仕事も多いです。
初めての妊娠のときは、どこまでやって大丈夫なのかな?と不安になることが多かったです。
仕事内容別に気をつける点を考えていきたいと思います。
移乗
移乗といっても、体位交換時のベッド上での移乗や車椅子への移乗、ストレッチャーへの移乗といろいろなことが考えられます。
軽介助の場合は、さほど気にせず行っても大丈夫ですが、おなかの張りや腹痛、出血があるときには変わってもらいましょう。
しかし、全介助である場合は、かなりの重労働であり、お腹に負担がかかるため、変わってもらえるスタッフがいれば変わってもらうか、手伝ってもらったほうがよさそうです。
バランスを崩して転倒しないように気をつけましょう。
清拭・ベッドバス
清拭は患者さんを横に向けて、背中をふく場合、横に向ける係になってしまうとお腹に負担がかかるため、横に向けることは別のスタッフにお願いしましょう。
ヘッドバスは全介助の場合は、体位を整えるときに体位変換が必要ですので、他のスタッフと一緒に行いましょう。
ヘッドバス自体は重労働ではないですが、長時間の立ち仕事になると、負担になってします。
ヘッドバスを行っている最中に座ることができるように近くに椅子を用意し、休憩しながら行うことも必要です。
OPE(検査)だし、OPE(検査)迎え(ストレッチャー)
ストレッチャーで移動する場合、1人で移動させることも多いと思います。
しかし、ストレッチャーで患者さんを移動させることは重労働です。
できれば、2人で移動させるようにしましょう。
ベッド移動
ベッド上での移動は、体位交換や清拭などのときに必要です。
すごく重い患者さんの場合は他のスタッフに変わってもらいましょう。
また、妊娠後期になってくるとお腹も出てくるので、ベッドにお腹をぶつけることがないよう気をつけてすごしてくださいね。
バイタル測定などのラウンド
看護師は立っていることが多いです。
勤務中、座れなかったという経験もありますよね。
立っている時間が長くなると、だんだんお腹が張ってきてしまうことも。
その場合は、患者さんの前であっても、声をかけて、バイタル測定時には少しでも座ることができるようにしていきましょう。
勤務中は大丈夫だったけど、勤務終了すると必ずお腹が張るという話もよく聞きます。
妊娠中の看護師の仕事で夜勤は違法?

労働基準法における母性保護規定があります。
妊産婦の時間外労働、休日労働、深夜業の制限(法第66条第2項及び第3項)というのがあり、妊産婦が請求した場合には、時間外労働、休日労働、又は深夜業をさせることはできないという規則になっています。
妊産婦が請求した場合であるため、自ら申請する必要があります。
申請したのに夜勤を強要されるのは違法に当たりますが、申請しなければ、違法ではないため、夜勤などを外してほしい場合にはしっかり申請しましょう。
妊娠中の看護師は日勤だけにしてもらうコツ

妊娠すると体調が変化しやすいです。
体調不良でお休みしたいときも出てくるはずです。
切迫早産になってしまい、急におやすみしなくてはいけないケースもあります。
夜勤はギリギリの人数でシフトが組まれていることが多いので、突然のお休みは周りのスタッフに迷惑がかかってしまいます。
妊婦健診で切迫早産気味(頚管長が短いなど)を言われたときには早めに報告をしておきましょう。
また、体調とも相談しながら、必要であれば早めに日勤だけにしてもらうように伝えるのがコツです。
妊娠中の看護師の仕事で夜勤やレントゲンは大丈夫?仕事別の働き方と注意点:まとめ
妊娠中の看護師の仕事は、重労働で辛いこともたくさんありますよね。
レントゲンや夜勤も可能ではありますが、出血、腹痛、おなかの張りがあるときには無理せず休んでくださいね。
赤ちゃんを守れるのはおかあさんしかいません。
なるべく仕事を続けられるように先輩や師長さんに協力してもらいながら、妊娠期間を安全に過ごしてくださいね。