子持ち看護師の楽な働き方って?〜子育てと仕事を両立させるテクを紹介〜

子どもがいない時は、看護師は残業や夜勤があたり前でした。

ですが、子どもが産まれて、いざ職場復帰すると、以前のように思い通りに働けません

子どもの体調不良での急な呼び出し。

ギリギリの保育園のお迎えや、家に帰ってからの家事。

子育ても仕事も、毎日慌ただしく過ぎていきますよね。

今回は、子育てと看護師の仕事を両立させるテクをご紹介していきます。

この記事が、少しでも子持ち看護師にとって楽な働き方ができる参考になれば嬉しいです。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

子持ち(未就学)看護師が育児と仕事を両立させやすい働き方は「子育て」を中心に考える

子持ち看護師は子育てをしながら、仕事と家事を上手く両立させていかないといけません。

そのためには

  • いくらぐらい稼げば生活できるか
  • 育児や家事への協力はどのくらい得られるか

を、家族で相談していく必要があります。

私の場合、夫がバスの運転士のためシフトが不規則です。

始発で昼過ぎに帰宅する日もあれば、終発で日付が変わる頃に帰宅することもあり、ワンオペ育児も多いです。

産後は病棟勤務で時短の常勤に復帰しましたが、時間内に終わらないことも多く、パートへ変更しました。

パートへ変更した後は金銭面で厳しいところもあり、転職し、今はリハビリ病院の常勤で働いています。

パートへ変更するか、転職するかは夫や両親ともよく相談しました

実家が近いこともあり、仕事が遅くなる日は両親に保育園のお迎えをお願いすることもあります。

「子育て」を中心に働くためには

  • 家族がどのくらい家事や育児の協力が得られるか
  • 金銭的にどのくらい稼ぎたいのか

を、よく話し合っていく必要があります。

子持ち(未就学)看護師の働き方は常勤で夜勤有?非常勤や派遣のほうがいい?

病棟で勤務する常勤看護師は、基本的に夜勤は必須です。

ですが、子育て中の人にとって、夜勤をするのは難しいですよね。

夜勤をするのであれば、夜に子どもを見てくれる人を確保しないといけません。

家族にお願いする人もいますが、院内保育がある病院は、夜勤のあいだも見てくれるところもあります。

夜勤を希望するのであれば、院内保育の状況も確認しておきましょう。

非常勤は委員会の免除や残業も少なく、曜日や勤務時間を相談することができます。

時給制のため、休日の多い5月や、月の日数が少ない2月は手取りが少なくなります。

私もパート勤務をしていましたが、時給1600円の週5で、手取りは15万円から18万円でした。

ボーナスは20万円ほどありましたが、ボーナスがない病院もあります。

派遣社員も同様で、決まった時間を勤務するため、子育てを両立しやすいですが、収入が不安定です。

子持ち看護師は保育園にいれるか幼稚園かで働ける職場が変わってくる

保育園にいれるか、幼稚園にいれるか迷いますよね。

簡単に保育園と幼稚園の違いを表にまとめました。

 保育園幼稚園
目的保育(基本的な生活習慣を身につける)教育(小学校の就学に備える)
対象児童0歳から小学校就学前3歳から小学校就学前
標準的な保育時間7時半から18時頃 標準保育8時間9時から14時 標準保育4時間
給食の有無義務任意
先生の免許保育士資格幼稚園教諭免許
長期休業長期休業はない春休み、夏休み等の長期休業がある
保育園と幼稚園の特徴比較

表のように、保育園と幼稚園では利用目的が違います

教育をしてほしい気持ちはありますが、幼稚園は標準保育の時間が短く、長期休業があるのがネックですよね。

幼稚園でも施設によっては延長保育をしているところもあるため、あくまで参考程度です。

子持ち看護師(幼稚園)はやめといたほうがいい職場

病院や介護施設や、訪問看護などのフルタイム勤務の方は幼稚園の保育時間は厳しいでしょう。

延長保育もありますが、多くの子どもは昼過ぎに帰るため、子どもが寂しく感じるかもしれません。

また、夏休みなど長期の休業があるため、休業日は子どもを見てくれる人を確保しなければなりません

同僚が幼稚園に子どもを預けていますが、大雨で警報が出て、途中でお迎えに行かないといけない例もありました。

そのほかにも、行事の参加、お弁当を持参しなければならない園もあるため、フルタイムで働く方には負担が多いです。

なすこ

ですが、園によっては延長保育や長期休業中も預かってくれるところもあるので、園の概要を確認してくださいね。

子持ち看護師(幼稚園)におすすめな職場

幼稚園に預けるのであれば、短時間の勤務が目安になります。

クリニックは子どもが幼稚園に登園している間に勤務することができます。

ほとんどの場合、決まった診察時間で働いているため、大幅な残業も少なくすみます。

また、訪問看護も訪問件数を調整できるため、勤務が調整しやすい傾向にあります。

子持ち看護師(保育園)におすすめじゃない職場

幼稚園も同様になりますが、子育て中の方におすすめではない職場は介護施設です。

私も子育てと両立しやすい職場を探して、老健施設へ見学に行ったことがあります。

ワンフロアに看護師1人体制の職場もあり、子どもの体調不良などでの急な早退や欠席ができないと感じました。

クリニックも同様に、少人数のスタッフで構成されているため、急な欠勤はとりにくい傾向にあります。

子持ち看護師(保育園)におすすめな職場

病棟勤務や外来勤務は、比較的スタッフの人数も確保されているため、子どもの急な体調不良にも柔軟に勤務調整ができるメリットがあります。

一方で、職務形態によっては、残業や夜勤があるデメリットがあります。

そのため、子育て中の方は、病棟勤務でも夜勤のない日勤常勤や、パート勤務を選択するスタッフが多いです。

私も病棟勤務で、子どもは保育園に預けています。

産休明けで病棟勤務に復帰し、時短勤務では思うように仕事が終わらずにパートへ変更しました。

職場を変えずに、ライフスタイルにあわせて勤務形態を変更できるのが、病院勤務の最大のメリットかもしれません。

子持ち看護師が子育てと仕事を両立させるコツ

子育てと仕事を両立させるには、やはり家族の協力が一番重要です。

とはいえ、ワンオペ育児をされている家庭も多く、現在のコロナ禍では両親の協力もお願いしにくいですよね。

私の場合、常勤からパートへ変更しましたが、思い切って家から近い院内保育のある職場へ変更しました。

小さい子どもがいる状態での転職に抵抗もあり、いまの職場のメリット・デメリットを書き出しました。

残業の多い急性期病棟は避け、保育園のお迎えに間に合う時間の病院で就職活動をしました。

新しい職場での信頼関係が一番のネックではありましたが、院内保育があるため子育て世帯が多く、働きやすい職場でした。

院内保育で夜勤のあいだも見てもらえますが、子どもが小さいこともあり、夫とシフトを調整して夜は夫がみています。

ライフスタイルに合わせて職場環境を変えるのも一つの手段です。

子持ち看護師の楽な働き方って?子育てと仕事を両立させるテクを紹介のまとめ

  • 子持ち看護師が子育てを中心に働くためには
    ・家族がどのくらい家事や育児の協力が得られるか
    ・金銭的にどのくらい稼ぎたいのか
    を家族としっかりと相談する
  • 常勤は夜勤のあいだのサポート体制を確保が必要
  • 非常勤や派遣は勤務時間を調整しやすいが金銭面で不安定
  • 子持ち看護師は職務形態によって保育園か幼稚園を選ぶ
  • 子持ち看護師で幼稚園を利用するなら病棟や施設などのフルタイム勤務は働きにくい
  • 子持ち看護師で幼稚園を利用するなら短時間勤務のクリニックや訪問看護が働きやすい
  • 子持ち看護師で保育園を利用するなら介護施設やクリニックは働きにくい
  • 子持ち看護師で保育園を利用するなら病棟や外来勤務が働きやすい
  • 子育てと仕事を両立させるためには家族のサポートが重要でライフスタイルに合わせて職場環境を変えるのも手段

子持ち看護師の働きやすい場所は、極端に言えば残業がなく、子どもの体調不良があってもすぐに休めるところです。

子どもが小さい内はお金を稼ぐことをセーブしてパートや時短勤務で働くか、お金を稼ぐのであれば子どもをみてくれる人を確保するしかありません。

  • いまの職場で子育てと仕事を両立できているか
  • 自分や夫の負担のバランスはとれているか
  • 金銭面はどうか

と、家族で相談してみてください。

いまの職場で子育てと仕事が両立ができているのであれば、そのまま継続していくほうがいいでしょう。

転職すると有休がしばらくないため、急な欠勤に対応しにくく、出産を考えている方は育休制度のことも視野にいれないといけません。

子育てをしやすい職場に転職するメリット、デメリットを考えながら、それぞれの家庭に合わせたライフスタイルで、育児と仕事を両立させていきましょう。

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