大学病院から中堅病院へ転職した看護師の体験談!利用した転職サイトから現在の仕事まで

なすこ

大学病院から中堅病院へ転職した看護師の体験談を教えてもらいましたよ。

大学病院といえば、最先端の治療を行い、研究や専門性の高い治療を行っています。

常に勉強が必要であり、医者から求められるレベルも高度です。

患者さんの求める治療や医療行為も、ハイクオリティであることも多々ありました。

やりがいはありましたが、自分のキャパシティを超えてしまったため、転職をしました。

看護師は常に勉強が必要です。

大学病院という事にステータスがあったことも事実ですが、自分にあった働き方ができる病院を検討することも、長く看護師を続けるためには必要だと思います。

もし、今の職場に疑問があるようなら、この記事を参考に転職を考えるのもありだと思いますよ。

目次

看護師として働いていた大学病院の勤務状況

大学病院時代、腎臓内科と泌尿器科の混合病棟でした。

当時は変則二交代でした。

8時半から17時までの日勤、8時から21時までのロング日勤、20時から9時までの夜勤に加え、12時から21時までの遅番でした。

当然、残業は多く、特にロング勤務の時は、大きな手術があると午前から出棟して帰室するのが20時から21時ごろであり、そういった勤務の境目では、ロング勤務が対応する事が多く、結果、業務が終わる頃には0時近くになっていたり…。

教育体制でいえば、大学病院なので、その点はしっかりしていました。

ラダーに添い、医師も交えた様々な勉強会に加え、病棟内でも看護師のチーム分けのみならず、血液透析チーム、腹膜透析チーム、泌尿器チームと担当があり、そこでも勉強会の開催や看護研究をしたりと、常に勉強をする環境になっていました。

その事は大変でも苦痛ではなく、日々学んでいく事に楽しさも感じていました。

看護師が大学病院から転職するまでの流れ

転職を考えたときに最初に始めたこと

楽しかったとはいえ、チームリーダー、看護研究、委員会などの兼任に加え、慢性的な人員不足から残業は多く、休日も持ち帰りの仕事をしたりして、徐々に追い詰められていきました。

このままでは、身体も精神も壊れてしまうと思い、転職を考え始めました。

まずは、ネットで調べました。転職経験者の口コミを読んだりして、数か所登録しました。

登録してからは、エージェントさんの対応とか、自分の希望に沿った提案をしてくれる人の所で活動を始めました。

転職するときにゆずれなかったポイント

お給料が下がることは仕方がない事とあきらめましたが、おおまかな希望年収と、残業の程度です。

希望は月10時間程度でした。

配属についても、外科希望だったので、希望に沿った科の病院があるかは確認しました。

転職する場所を探した方法

車を持っていない(免許はあります)ので、電車通勤しやすい所で、引っ越しはできればしたくなかったので、居住地から通勤30分くらいまでという条件で依頼しました。

利用するときに登録した転職サイト

看護roo、マイナビ看護師、ナース人材バンクに登録しました。

利用した中で使ってよかった求人サイト

最終的に利用したのはマイナビ看護師です。

3か所並行して相談をしていましたが、いくつか提案のあった求人情報が、自分の希望に一番沿っていたのがマイナビ看護師だったので、そこにしました。

転職しようとする中で失敗したこと

失敗というか、担当のエージェントさんとの相性が大切だと思います。

マイナビのエージェントさんは、様々な角度から、おすすめの病院の提案がありました。

別のところは、全く希望していない条件のところの提示が多かったり、そこのサイトで1個目の面接の時、採用担当者から聞いたのとエージェントさんが話した条件がチグハグだったこともあり、そこは、辞めました。

担当を変えてもらったら良かったのかもしれませんが。

転職の時の履歴書・志望理由や面接でのコツ

基本的な書式に基づいて記入はします。配属科まで書いた方がいいです。

志望動機のところでは、なぜ大学病院を去ろうと思ったのか、そして、その病院(中堅)に転職する理由を書きます。

その病院の立ち位置、地域医療に基づいた中核病院ということで、何に特化しているかというのを理解する事が大切です。

そのうえで、そこの分野に興味があるという事、目指している看護師像や看護観を、書ききれなかったのであれば、面接でしっかり伝える事が大切だと思います。

転職がうまくいったポイント

通いやすい、規模は大きくない(300床)が、手術も行われており、技術や知識の向上を目指すことも可能であり、ちょうど良い感じでした。

ワガママと思われようと、細かい要望をエージェントさんに伝えることが重要です。

その中から、譲れないポイントなどを取捨選択していく事です。

転職を考え始めてから入職するまでの期間

退職をして、しばらく休んでから転職活動に入っています。登録してから転職までは2ヶ月くらいだったと思います。

転職後から現在までの仕事内容

転職した場所での仕事内容、スケジュール

こちらも、変則二交代でしたが、ロング勤務は19時まで。夜勤が18時からでした。夕食からバトンタッチする感じでした。希望の消化器外科もある混合病棟で、他にも泌尿器、脳外科もありました。

残業もありますが、大学時代に比べたら少ないし、病棟の病床数自体も少なめなので、時間に追い詰められる事は少なかったです。

転職してから給与の変化

給料は下がりましたが、一応、経験年数は加味してもらえました。下がったとはいえ、2.3万円くらい。ただ、住宅手当は大学病院の方が高いし、ボーナスも基本給が少ないので、もちろん下がりました。

転職して分かった大学病院、中堅病院の裏側

裏側というか、色々と違いは明らかでした。

教育体制は中堅といえどラダーに添い、しっかりやっていましたが、大学病院に比べると、レベルの差は否めません。あとは、大学病院が、なんというか、いかに資金が潤沢というか、ある意味効率やスタッフを守る安全性というのを最新の物品やシステムでカバーする力が強かったように思います。転職先は採用物品が1ランクくらい安いもの。また、分かっていたつもりでしたが中堅病院では、大病院で治療は一区切りついたけど、家には帰れない…というような方々の受け皿となる事が多いです。地域医療センターと連携しての在宅や施設への転院に時間がかかり大変でした。

規模の違う病院へ転職を考えている後輩ナースへアドバイス

私の場合は、大病院から中堅病院への転職でした。転職先の後輩では、もっと勉強がしたい、と大学病院へ転職した子もいます。私は、転職したことで身体的、精神的にも楽、とまではいかなくても、余裕ができました。

転職に後悔はしたくないし、色んな病院を比較したくても個人では難しいです。その点、転職サイトを活用すれば、色んなところを検討できます。面接にもエージェントさんは付き添ってくれます。ただし、最終的には自分の判断になりますので、面接の時の自己アピールや、聞きたいこと、外せないポイントは自ら確認する事が大切です。

転職サイトの利用の時は、自分に合う信頼できるエージェントさんに出会う事も大切です。相性が微妙だなと思った人は遠慮せず、変わってもらいましょうw

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