
美容皮膚科へ転職した看護師の経験談を教えてもらいましたよ。

看護師の派閥争いにうんざりしてナースの仕事はやめようと思っていたのですが、転職活動中に出会った理想的な美容皮膚科に就職を決めた理由をお伝えします♪
看護師として最初に働いていた病院の勤務

私は高校卒業後ストレートで看護学校に進学した訳ではありません。高校卒業後は某テーマパークでダンサーとして働いていました。
数年働いたのち、ある日ふと将来に不安を抱いてしまいました。
ダンサーは一生の仕事ではない、何か手に職を付けなければマズイと…。
しかし当時ろくに貯金も無かったため、働きながら資格を取れるものを探しました。
姉が看護師だったこともあり、看護師を目指してみることにしました。
「子供の頃私を救ってくれた看護師さんに憧れて!」「病気で苦しんでいる人の役に立ちたい!」などというキラキラした理由は一才ありません(^-^;。
それからは看護学生という立場で総合病院に就職しました。
午前中仕事をして午後学校に行き、そして夕方から夜まで仕事をするという生活。めちゃくちゃハードでした。
学校が休みでも仕事がある。仕事が休みでも学校がある。
完全に休みの日なんて1ヶ月に1日あるかどうか。
そして何の資格もない看護学生という立場は、病院ではいわばただの雑用係。
もうひたすらこき使われてました。こんなハードな生活をして当時のお給料は8万円。
もうね、生まれ変わったら絶対に選ばない道です(笑)。
そんな生活を2年続けて、やっと准看護師の資格を取得しました。
そのまま准看護師として働く人もいましたが、私は無駄に成績が良かったこともあり、正看護師を目指して進学します。
今度は丸一日仕事をして夜学校に行く生活。
休みがなくハードには変わりないですが、今度は准看護師という立場です。
夜勤も始まりお給料もそれなりに貰えるようになりました。
そこで目の当たりにしたのが、看護師の派閥争いです。
ありがちといえばありがちなのでしょうが、あまりにも下らない派閥争いにうんざりしました。
「あなたはどっちの派閥に入るの?」
面と向かって聞かれました。
「どちらの派閥にも入りません。」
こう答えると次の日には処置で使うワゴンが隠されたり、聴診器が切られたり。
下らないイジメが始まりました。
私へのイジメは人事部にも届いて、人事部長に「部署変えようか?」と言われました。しかしあまりにも下らなすぎて、図太い私は今日はどんなことされるんだろうと期待したり(笑)
結局部署は変わりませんでしたが、優しい先輩や真面目な先輩は派閥争いにうんざりしてどんどん辞めていきます。
私も進学して3年目、正看護師の資格を取得したところでこの病院に見切りをつけました。
美容皮膚科へ転職するまでの流れ

総合病院を辞め転職を考えたときに、実はもう看護師の仕事はしたくないと思っていました。
「女性ばかりの職場はどこもこんな感じなんだろうな」「こんな思いしてまで看護師を続ける意味があるんだろうか」
そんなことを考えていました。
しかし無職でいるわけにもいかないので、とりあえずハローワークに行きました。
職種を制限せずにありとあらゆる職種をみてみました。
しかし目に止まるのはやはり看護師の募集。
なぜかというとお給料が格段に良いからです(笑)
やっぱりお給料を考えると看護師するしかないかなぁと思いながらラクそうな病院を探すようになりました(^_^;)。
もう病棟勤務や夜勤は絶対にしたくないと思っていたので、クリニックや外来に絞って探しました。
そして見ていくうちに運命的な求人に出会ったのです!
勤務地…近所
勤務時間…13:00〜20:00
お給料…病棟で夜勤をフルでやったのと同じくらいの金額
休日…完全週休2日 祝日やお盆やお正月も休み
セールスポイント…「少人数で全員仲の良いアットホームな職場」「最新美容も学べる皮膚科」
朝が苦手な私には午後から出勤なんて神かと思いました。
もう悩むことさえもありませんでした。
おそらく本当に運命だったのだと思います。
すぐに応募し面接。
面接は院長自らがして下さいました。
これは後々分かったことですが、面接では看護技術うんぬんより、とにかく人柄を重視したのだそうです。
地域密着型のクリニックでは、どれだけ患者さんに親身に寄り添えるかが重要だと言っていました。
技術は後からでも身につくが、初対面での印象は後から変えることは難しいと。
テーマパークで鍛えた持ち前の笑顔と明るさでその場で「明後日から来て欲しい」と言って頂けました。
ゆっくり転職活動しようと思っていましたが、結局前の病院を辞めてから1ヶ月も経たないうちに次の職場が決まりました。
美容皮膚科へ転職したあとから現在までの仕事内容

このクリニックは看護師が私を含め3人しかいませんでした。
医療事務課も3人、エステスタッフが2人。
皮膚科だけあってみんなお肌が綺麗で可愛い(笑)
そして何より、本当に本当にみんな性格が良くて仲が良い!
こんな病院本当にあるのか!?と疑いたくなるくらいみんな仲良しなんです。
私はここで10年働くことになるのですが、本当に楽しく働けた10年間でした。
こんなに素晴らしい職場はないと言い切れるくらい素敵な職場でした。
仕事内容はというと、最初は皮膚科の仕事が主でした。
皮膚科の仕事といえばどんなことを思い浮かべますか?私は軟膏を塗ることしか思い浮かびませんでした。
しかし実際は注射ばかりしてました。
痒み止めの注射やアレルギーの採血。
毎日何十人と注射をするので、注射の腕はかなり上達しましたよ!
しばらくするとホクロ除去の手術の介助や、フェイシャルレーザーや医療レーザー脱毛の施術なども任されるようになりました。
みなさん脱毛サロンと医療脱毛、何が違うかご存知ですか?
基本的には全く別物なのですが、一番違うのは出力(強さ)です。
医療脱毛は痛いです。なぜなら強い出力のレーザーだから。その分効果もあります。
脱毛サロンのレーザー(厳密にはレーザーではない)は弱い出力です。なのでその分回数も掛かります。
脱毛サロンでよくある「通い放題」というのは、それだけなかなかムダ毛が無くならないということなのかなと私は思ってます。
レーザーは黒い色に反応します。
ムダ毛が濃ければ濃いほどレーザーの効きは良いです。(その分痛いですが(^_^;))。
逆にうぶ毛のようなものにはなかなか効果が出ません。脱毛サロンの出力では難しいと思います。
広告だけ見ると一見脱毛サロンのほうがお得に見えますが、トータルで考えると医療脱毛の方が回数も掛かる金額も少なくて済むと思います。
ちなみに私のワキはかなり立派なムダ毛が生えてましたが、5回の医療脱毛で完全に綺麗になりましたよ!
「痛いのが怖い」という方。
私は極度の痛がり&怖がりです。
同僚に施術してもらいましたが、「こんな痛がり患者さんにもいないから!ひどすぎ!」と言われました(笑)(もちろん仲良しの軽口ですよ!)
痛くてガマン出来ない時は出力を弱めることもできるので、ガマンし過ぎず気軽に相談した方がいいですよ(^^)
美容皮膚科へ転職を考えている後輩ナースにアドバイス(注意点など)

フェイシャルレーザーやフェイシャルエステ、化粧品なども扱っていましたので、美容にはかなり詳しくなりました。
美容皮膚科にくる患者さんはとても繊細で敏感な方が多いです。
目を凝らさなきゃみえないような小さな小さなシミが気になる、たった一つのニキビ跡が気になる。
「そんなの誰も気にしないですよー!」なんて言いたくなることもありますが、その患者さんにとっては高いお金を払って病院に掛かってまで治療したい悩みなのです。
繊細な心を持って患者さんの悩みに寄り添ってあげることが大切だと思います。
あと美容皮膚科にくる患者さんの知識といったら半端ないです!
私達看護師は常に患者さんの知識を上回らなければなりません。
常に新しい知識を学ぶことで患者さんの不安を取り除けることも多いです。
そういった意味では勉強熱心でお話し好きな方が向いてるかもしれませんね(^^)。
美容皮膚科へ転職した経験談!利用した転職サイトから現在の仕事まで:まとめ
定年まで勤め上げると決意していたクリニックでしたが、どうしても仕事を続けられない事情が出来てしまい辞めざるを得ませんでした。
今は専業主婦をしています。
退職はしたけど、一生の仲間に出会えた素晴らしい職場でした。
コロナが落ち着いたらまたみんなで集まりたいな!
今の職場がつらいと感じている方、思い切って逃げ出してみてもいいと思います。
あなたを必要としてる場所に出逢えますように。
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