
正社員と派遣ってどっちがいいんだろう?
高収入で好待遇の派遣看護師という働き方。
自分らしいライフスタイルを選択できる今、選ばれることが増えている働き方ですね。

でも安定した正社員も捨てがたい。
本当に派遣看護師っていいの?
もちろんメリットだけではなく押さえておきたいデメリットもあります。
正社員を辞め派遣看護師として4年働いた体験から派遣看護師のメリット、デメリットを紹介していきますね。
自分のライフスタイルを大事に生活できますので、かなりおすすめです!
ぜひ、最後まで読んで派遣看護師のメリットデメリットを知ったうえで挑戦してもらえると嬉しいです( *´艸`)
派遣看護師として働くときのメリット・デメリット
派遣看護師とは、医療機関の職員や社員とはなりません。
派遣会社の派遣スタッフとして、自分で選んだ医療機関で期間限定で働きます。
業務範囲も勤務時間も決まっているので、自分の希望やぺ巣に合わせて看護師生活を送ることが可能です。
(出典;看護roo!公式HP https://www.kango-roo.com/career/)
派遣看護師の勤務先は医療機関ですが、勤務条件については登録している派遣会社のルールに従う形になります。
(出典;看護roo!公式HP https://www.kango-roo.com/career/)

派遣看護師って派遣会社のスタッフとして働くってことなんですね
ではメリットとデメリットについてご紹介していきましょう。
派遣看護師として働くメリット
一つ一つ紹介していきますね。
ライフスタイルを優先しながら仕事が可能

残業なし?委員会などの雑務もなし?
ほとんどの派遣看護師の契約は残業や雑務は免除され、責任の重い仕事は任されません。
仕事内容自体は正社員とほとんど変わらないのですが、基本的には責任の重たい仕事は正社員が請け負うことが多いです。
残業しなくていい理由は、直接雇用との違いにあります。
直接雇用は病院と個人のつながりですが、派遣会社が間に入るので、残業代や深夜手当は原則全額支給されます。
金額は派遣会社を挟んでいるぶん、時給も高くなってしまうので、深夜手当や残業手当を払ってしまうと金額が大きくなってしまいます。
・深夜手当:22時~朝5時の労働は1時間当たり時給の50%以上の割増賃金

定時に帰れるのうれしい!
仕事はきっちり定時に終わるので、仕事帰りに習い事に通ったり、友人と食事に行ったりと有意義に過ごせるでしょう。
もちろん休日に出勤たり、委員会の集まりなどありません。
家庭や子育てを優先したい、短期間だけ働きたいなど働き方を自由に選びたい、仕事第一ではなくプライベートを充実させたい人は派遣看護師をお勧めします。
もちろん残業、雑務をしなければならない求人もあるので契約の際しっかりチェックしてください。
短期間で集中して稼げる
派遣看護師は期間限定で高収入な求人が多い、期間限定なので人間関係のしがらみの心配もありません。
契約が終わったらすぐに退職することができます。
周りの派遣看護師で留学や海外旅行のために派遣看護師としてガッツリ働いて貯金している人も多くいました。
また、同じ場所で長く勤務するとマンネリ化してしまいモチベーションが下がることもありますよね。
期間限定でしっかり働きたいという希望がある方には派遣看護師を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
派遣看護師の需要が高いので引く手あまた

求人サイト見るといつも派遣看護師って求人数多い気がする!
派遣看護師は需要が高く求人数も多く存在します。
ボーナスや退職金、手当などがない分、派遣を利用することで事業所も経費を抑えることができるので正社員よりも派遣看護師を求めているところは多いです。
医療は日々進化し、医療従事者はそれに応じた知識と技術が求められています。
人材不足の看護業界では幅広い知識と経験がある人材を必要としています。
新人を一から育てるより即戦力として働ける派遣看護師は需要が高くなります。
また、働く期間が決まっており、必要な時期だけ雇用契約ができるのは事業所にとっても魅力的ですよね。
特に、集団検診や季節的な人材不足に活用されていることが多いです。
派遣ナースとして働くデメリット
これまで派遣看護師のメリットをご紹介してきました。

そんなうまい話って本当にあるの?
良いところばかりみていると逆に怪しくなってきますよね。
もちろん、派遣看護師にもデメリットがあります。
一つ一つ紹介していきますね。
派遣雇用が不安定なので職を失う不安
派遣看護師は基本的に契約期間が決まっています。
最短1日~最長3年まで同じ職場で働くことが可能
(派遣先の看護師の産休代替として働くときは「最大3年」の適用外です)
派遣看護師として一カ所で働くのは長くて3年。
もちろん、条件が合えばそのまま正社員になることも可能ですが、いつも正社員の空きがあるわけではありません。
正社員になれば派遣の頃より月給は下がってしまいますが、代わりにボーナスがでるようになりますね。
同じ場所で長く働きたいと思っている方は期間限定の派遣看護師は難しいでしょう。
契約期間が終わったら、そのまま無職になってしまいます。
正社員と違い派遣雇用は簡単に契約を切ることのできる存在なので安定しているとはいえませんね。
もちろん、派遣会社から次の求人を紹介してもらうこともできます。
また、派遣雇用だと住宅ローンが組むことが難しくなる場合があります。
そのため、派遣中にローンを組む可能性がある人は注意が必要です。
大きい病院だと正社員の雇用に年齢制限を設けているところもあります。
ずっと派遣看護師として働くのであれば良いですが、いつか安定した正社員になりたいと思っている方は早めに正社員として雇用されることをお勧めします。
派遣看護師は年収が低くなりやすい
求人には高収入と記載してあることが多いですが、本当に高収入なのでしょうか?
派遣の時給の相場は、約1700円で月給30~40万円、平均して年収は約360万円

年収で見ると少ないように見えるなぁ
残業や雑務がなく好待遇であるにも関わらず、正社員と変わらない月収を得ることが出来ます。
でも、派遣看護師には「ボーナス」と「退職金」がありません。
なので年収で換算すると少なく見えますよね。
また、派遣看護師は年齢と給与額が比例せず定期的に昇給することもないので、ベテランになればなるほど給与が上がっていく正社員とより給料が低くなってきます。
結局年収換算すると正社員のほうが収入が多くなります。
ただ、月収は正職員よりも高くなることもあり、年収ベースで見てもそれほど見劣りしないというケースもあるので、求人内容をしっかりチェックしましょう。
派遣看護師はスキルアップがしにくい
基本的に正社員と同様の研修を受けることは期待できません。
派遣看護師は入職時研修など省略されることも多く、即戦力を求められています。
もちろんオリエンテーションなどはありますが、ある程度はできるものとして扱われるでしょう。
病院主催の研修は強制ではないので参加しなくても良くなり早く帰れるのでいいかもしれません。
派遣看護師として働くからには即戦力でいなければなりません。
自身で研修を探し参加しスキルアップするために日々独学をしていくことが必須となります。
そして、責任の重い雑務、委員会などがない分、認定看護師や主任などキャリアアップは見込めないでしょう。
まとめ
派遣看護師として働くときのメリット・デメリットを紹介してきました。
派遣看護師とは、医療機関の職員ではなく、派遣会社の派遣スタッフとして、期間限定で派遣される働き方です。
派遣ナースとして働くメリットは➀ライフスタイルを優先しながら仕事が可能②短期間で集中して稼げる③派遣看護師の需要が高いので引く手あまたでした。
派遣看護師であれば家庭や子育てを優先し、仕事第一ではなくプライベートを充実させることができます。
期間限定なので人間関係のしがらみなしで短期間で高収入を得ることが出来ます。
必要な時期だけ雇用契約ができるのは事業所にとっても魅力なため、需要が高く求人数も多く選び放題です。
派遣看護師として働くデメリットは➀派遣雇用が不安定なので職を失う不安②派遣看護師は年収が低くなりやすい③派遣看護師はスキルアップがしにくいでした。
派遣看護師として一カ所で働くのは長くて3年。
派遣看護師には「ボーナス」と「退職金」などの手当はないことや、年齢と給与額が比例せず定期的に昇給することもないので年収が低くなります。
また、病院での研修は基本的には免除されることが多く、スキルアップするために日々自身で独学をしていかなければなりません。
自由なライフスタイルを確立できる派遣看護師。
本当に自分のやりたいこと、優先すべきものはなにか考えたことはありますか?
合わないのに無理して働く必要はありません。
看護師の皆さんには派遣看護師という選択肢があります。
メリット、デメリットを知った上で正社員と派遣のどちらが自分に合っているのか考えてみてください。