派遣看護師あるある!職場によって大変さが違う?人気の仕事は?

看護師の働き方も常勤やパートなど様々ですよね。

そのひとつに派遣会社に登録して働く、派遣看護師があります。

筆者は、3年間常勤で働いた後、複数の派遣会社に登録し、派遣看護師として働きました。

今回は、その時の経験をもとに派遣看護師あるあるについてまとめてみました。

派遣のメリットなどについてもまとめてありますので、「派遣看護師に興味がある。」「転職を考えている。」という方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

派遣看護師として仕事を探すときのポイント

派遣看護師として自分の希望に近い条件の仕事を探すにはどういったポイントがあるのでしょうか。

複数の派遣会社に登録する

派遣会社はたくさんあります。

そして、職種ごとの得意分野も会社によって様々です。

そういった点から、派遣会社には複数登録することが、希望の職場に出会える近道です。

派遣の契約にはスポットと呼ばれる単発の仕事や、長期契約などジャンルがあります。

まずはどんな仕事をしたいか、どこで働きたいかなど自分が求める仕事の内容を明確にしましょう。

たくさん表示されている中から探すのは、大変な作業と嫌煙しがちですが、今まで知らなかった職場を発見することができ、案外楽しめますよ。

単発の仕事⇒ツアーナースやイベント待機、健康診断やインフルエンザワクチン接種の介助、外来診療の補助など

長期の仕事⇒病棟勤務や夜勤専門、老人ホームや実習付き添いなどがあります。

派遣会社のサポートとしてスタッフが面談に同席してくれることも!

長期契約の場合、契約前に面談があることがほとんどです。

派遣会社のサポートとして、希望者については面接時、派遣会社のスタッフが同席してくれることがあります。

派遣看護師として勤めた経験がない場合や、転職が初めての場合は、派遣会社のスタッフに同席してもらうことをお勧めします。

契約内容についての確認や、自分の勤務する上での希望など、初対面の面接官に全て伝えるのは、なかなかハードルが高いものです。

しかし、派遣会社のスタッフは面接に慣れている場合がほとんどです。

そういったことを上手く相手に伝えてくれます。

そして、希望に合った契約内容になるよう話しを進めてくれます。

派遣会社によっては、勤務開始後しばらくして仕事は順調か、勤務形態は希望通りか等、様子を見に来てくれるところもありますよ。

経験や実績を重視する職場も!

派遣の条件として「経験者求む」ところが多くあります。

例えば、健康診断の派遣看護師として働こうとすると、「採血は1日〇〇人経験したことがある方のみ応募して下さい」といった条件がついている案件が。

派遣看護師は、即戦力として求められることも多いため、報酬や勤務形態ばかりに目を奪われ、条件を見逃すとあとあと大変な思いをすることになるかもしれません。

派遣の仕事は、気軽に応募できそうな気もしてしまいますが、条件などをよく読んでから応募することをお勧めします。

派遣看護師としての仕事はどういうものがあるの?

では、派遣看護師としてどういた職場があるのか。

働いやすい人気の職場はどういったところなのでしょうか。

老人ホーム

老人ホームというと大変なイメージがありますよね。

しかし、複数の看護師や介護スタッフが在籍している老人ホームは、意外と働きやすい職場です。

看護師としての仕事は、服薬・経管栄養の介助・入浴後の傷の処置などです。

勤務する老人ホームの利用者人数や入所している方の程度にもよりますが、看護師としての仕事も割とゆったりしています。

また、看護師でだけでなく、介護スタッフもいることから、スタッフの全体人数が多く、わからないことはすぐに確認することができます。

初めての職場としても安心です。

巡回入浴

お客様の各家庭を巡回し、入浴介助を行います。

1日5~6件回りますが、時にはキャンセルが入り契約時間より早く終了することも。

基本的に看護師1名、介助者2名の3名で1日行動します。

巡回車から各家庭まで荷物を運んだり、入浴介助をするとき中腰姿勢でいることが多いため、体力に自信がある方にお勧めし

ます。

会社によって、手洗いや家庭ごとに靴下を交換するなど衛生管理に違いがありますので、そういった点が気になる場合は、契約前の確認が必要です。

クリニックや病院の外来

診察の介助や医師の指示した採血や注射の準備と実施をします。

クリニックでは看護師が少ないため、忙しくバタバタしていることが多いです。

また、バタバタしているため、わからないことがすぐに聞けないなんてことも。

ある程度経験があり、採血に自信がある方にお勧めです。

ツアーナース

学校の修学旅行や宿泊学習に同行する仕事です。

小学校の場合は、登山ありの宿泊学習が多いので、体力に自信がある方にお勧めです。

中学校や高校の修学旅行の場合は観光地に同行することもできるので、旅行好きな方にお勧めです。

派遣先を選ぶときに注意するポイント!

派遣看護師として働くことのできる職場は意外と沢山あり、内容も様々です。

沢山あることは、うれしいことですが、選ぶ際は注意しなければいけないポイントも。

いつも募集をしている派遣先は要注意

派遣会社に登録すると、定期的に募集のメールが送られてきます。

その中で、毎回募集が載っている派遣先が意外と多くあります。

最初は単発で派遣先に行った場合でも、継続して働きたいと思えば複数日を一気に契約することも可能です。

それなのに、毎回空きがあり募集されているということは働きにくい原因がなにかあると考えたほうがいいでしょう。

原因は仕事内容や人間関係・立地など様々ですが、何かしらの原因があることは確かですので、注意してください。

派遣先で引き抜きがある

派遣先で、個人的に引き抜きを受けることはご法度です。

しかし、何度か同じ派遣先に通っていると、引き抜きの話をされることが実際にあります。

筆者も何度か経験があります。

本来であれば派遣会社を通して契約を結ぶのですが、派遣先としてはいい人材を安く雇用したいという思いがあります。

派遣会社を介した契約というのは、病院側にとって、手数料がかかります。

それを削減するために引き抜き行為が行われることあるんですね。

受けるかどうかはご本人の意思になってしまいますが、ここで気を付けてほしいのが待遇面です。

派遣会社の場合と直接雇用された場合では、派遣会社の方が時給が高いことが多いんですね。

派遣会社との信頼関係も崩れてしまう原因になりかねません。

もし、引き抜きを受けた場合は自分だけで判断せずに、まず派遣会社に相談することをお勧めします。

派遣先に穴をあけることはできない

派遣看護師として働く場合、一度契約したら基本的にキャンセルは不可となります。

当日体調不良でいけない場合、急遽他のスタッフを派遣しなければいけないため、派遣会社と派遣先両方に迷惑がかかることになってしまいますね。

キャンセルが多くなってしまうと、派遣会社のブラックリストに載り、紹介してもらえなくなることもありますので、勤務日が近づいてきたら、体調管理は特に気を付けて下さいね。

派遣看護師がおすすめな理由!

派遣看護師として働いていた筆者が、この働き方をお勧めする理由を紹介していきますね。

産休制度が使える

派遣会社を通して給料を支給されている場合、同じ派遣先でなくても同一の派遣会社に1年以上雇用されていれば、産休制度の対象となります。

例えば契約と契約の間が空いていたとしても、その派遣会社との実質的な雇用関係が続いていれば問題ありません。

細かな条件は会社によって多少違いがありますので、問合せしてみて下さい。

夜勤専属は自分の時間も大切にできるので人気が高い

派遣会社に登録している方は、自分時間を大切にしている方も多いですよね。

効率的に高い時給を求めるなら、夜勤専属がお勧めです。

夜勤専属では単発募集は少なく、長期契約がほとんどです。

そのため、一度派遣先を決めてしまえば、職場のやり方や雰囲気になれることもでき、単発で派遣されるより楽といえます。

派遣看護師あるある!職場によって大変さが違う?人気の仕事は?:まとめ

派遣看護師として働こうと思ったら、まずは派遣会社に複数登録して自分にあった仕事を探してみましょう。

派遣として働いた経験が無かったり、初めての転職の場合は派遣会社のスタッフに面接時についてきてもらい、希望を上手く伝えてもらうことがベストです。

いかがでしたか?

少し前は、「派遣」というと「不遇な扱いを受けそう」というイメージもありました。

しかし、今は育休などの制度を利用することもでき、自分の生活スタイルに合わせて働き方や働く場所を選ぶことができるという利点が目立ちます。

派遣看護師は、今の時代に合った働き方の新しい形とも言えますね。

転職を考えている場合は、ぜひ派遣看護師の仕事も見てみてくださいね。

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