消化器内科外科病棟から緩和ケア病棟へ転職した看護師の経験談!

なすこ

消化器内科外科病棟で働いていた看護師が、実際の急性期病棟で終末期にある患者とのかかわりの中で、傾聴の難しさや日々の業務に追われしっかりと関りが持てない自分が嫌になり、専門的な病棟で働いてみたいと思い、緩和ケア病棟へ転職した体験談を教えてくれましたよ。

この記事では、

・消化器内科外科病棟から緩和ケア病棟へ転職するきっかけ

・緩和ケア病棟への転職の流れ

・緩和ケア病棟への転職で使った転職サイト

をご紹介していきます。

3年目ナースが転職した体験談をお伝えしますね♪

目次

看護師として最初に働いていた病院の勤務

私は、専門学校卒業のため、21歳の時に入職し、そこで消化器内科外科病棟へ配属となり、3年間勤務していました。

勤めていた病院は2交代制で、完全におかしな勤務時間なのですが、、、

月に休みが4~5回の時もあるようなブラックな病院でした。そんな病院なので毎月サービス残業は当たり前、残業届を提出すると怒られる、理不尽ですね。笑

しかし、急性期病棟に勤務していたこと術後管理やICUでの管理、急変対応など厳しい職場でしたが、たくさんのことを学ぶことができたと思います。

緩和ケア病棟への転職までの流れ

そんな過酷な常に業務に追われる中での終末期ケアは、私自身のストレスになっていました。

実際に、人手の足りない夜勤の時間帯ってナースコールが鳴りやまないことなんて日常茶飯事なこともありませんか?

そんな時に終末期の患者さんから

「もう薬が効かない、痛い。」

「家族に迷惑をかけているんじゃないか」

「(さっきレスキュー使用したばかりだけど)もう一度痛み止めしてほしい」など

数えきれないくらいの思いの表出がありました。また、最後まで痛そうにして亡くなっていく患者さんも目の当たりにしたこともあります。

そんな時って看護師さんなら経験したことがありますよね?

私も実際に経験して、もっと話を聞いてあげればよかった。もう少し痛みをどうにかできなかったのかな、と思い自分自身の不甲斐なさにストレスを感じていました。

そこで、以前から興味があった緩和ケア病棟のある病院へ転職しようと思いました。

転職を考えたときにまず始めたことは、緩和ケア病棟のある病院の情報収集でした。

知人も転職する時期だったので、知人からの紹介でナース人材バンクという転職サイトに登録しました。

登録すると必須条件と希望のエリアをまず、聴取されると思います。

私の場合は、緩和ケア病棟のある病院だったので、勤務病院自体がかぎられていたので探しやすかったのかなと思います。

転職サイトの担当者さんにいくつか候補をあげてもらい実際に見学兼面接にいくという流れでした。私は、いくつか候補がありましたが前職の勤務の多忙さにいくつもの病院の見学兼面接にいく気力も体力も残っていませんでした。笑

なので、1つの病院に絞り面接に行き、就職する形となりました。転職してからは、もう少しいろいろな病院の雰囲気等を実際にみて決めればよかったなと後悔しました。

転職のときの面接で心掛けたことは、とにかく笑顔でした。

緊張した怖い表情で面接を受けると病院側も患者さんへもこんな感じなのかな?と思われてしまうと思ったからです。

実際に就職してからやりたいことを病院側に明確に伝えられると転職してからの仕事への意欲が伝わるし、信頼もされるのではないでしょうか。

私の場合は、急性期病棟でのもどかしさや専門的知識を深めていきたいことなどを具体的に話し、実際に好印象を持ってもらえたと転職後に面接をした看護部長さんから伝えられました。

転職を考え始めて入職するまでは、5か月程でした。5か月の間に1か所しか病院見学をしていないのでやっぱりもう少しいろいろな病院をみて比較したかったなぁと思います。

緩和ケア病棟へ転職したあとから現在までの仕事内容

一般病棟では、おむつ交換や清拭など業務時間が大体決まっていますよね?もちろん、臨機応変に行っているとは思います。

緩和ケア病棟では、受け持ちの患者さんのリズムや体調に合わせたケアを行っています。

例えば、痛みがなかなかとれず午前中に清拭を行うことができない患者さんがいる場合、

まずは、その患者さんの痛みのケアを優先します。そのあと、患者さんが清拭ができそうだと感じたタイミングでケアをしています。

そのケアのタイミングは、朝食後にやる方、夕食後にやる方、就寝前にやる方などその患者さんによってそれぞれ違います。そういったような感じでおむつ交換も患者さんの痛みのケアを行いながらその患者さんがベストな方法で介入しています。

今までは、痛いと訴えた患者さんに対して痛みの性質や分類、心理面までアセスメントしながら考えることは恥ずかしながら少なかったです。

しかし、緩和ケアに入職してからはその患者さんの訴え1つから表情、体制、痛みの性質、心理面、家族看護までその患者さんの取り巻く環境すべてを踏まえた看護が必要なのだということを知りました。

また、一般病棟の時に患者さんからの想いの表出があった際、忙しいことを理由に聞き流してしまうこともありました。

緩和ケア病棟では、想いの表出があった際は、どんな状況でも傾聴しなければなりません。なぜなら、その人、そのタイミングだから話してくれたことかもしれない、もうこれを逃すとずっと思いは表出されずにしまい込んでしまうかもしれないからです。

そのため、終業時間間際に傾聴すると1時間以上傾聴し、そこから記録、残っていた業務となるので残業はあります。

そういったことの大変さや傾聴することの大変さは入職してから実際に経験してわかりました。しかし、そういったことも踏まえてやりがいのある仕事だなと感じます。

緩和ケア病棟へ転職を考えている後輩ナースにアドバイス

その患者さんのたどってきた人生や家族背景、その患者さんそれぞれにいろいろなエピソードがあり感情移入してしまったり、心が疲れてしまうこともあると思います。

そんな時は、同僚や同じ病棟の先輩に相談し吐き出すことができれば、いいのかなと思います。

大変な仕事ですが、知識量も増えやりがいの多い仕事だと思うので、転職を迷っている方の参考になればいいなと思います。

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