看護師として働いていると、様々な理由から転職を考える機会がありますよね?
「今の職場は残業が多い…。」「育児と仕事の両立がしたい。」
医療の現場は常に人手不足です。
そのため、看護師として働くうえで、どうしても「残業」という問題は避けて通れません。
「残業」がきっかけで転職を考えたことがある人は、多いのではないでしょうか?
しかし、いざ「残業が無い」転職先をさがそうとしても、どう探せばいいのか・・・。
そもそも残業がない職場なんてあるのか・・・。
転職先を間違えてしまうと、今よりも状況が悪化してしまうかもしれません。
そこで今回は、求人サイトを利用する前に知っておきたい「落とし穴」についてご紹介していきます。
この記事を最後まで読めば、求人サイトを上手に使って転職先を探すことができますよ。
ぜひ、参考にしてくださいね。
残業なし看護師求人サイトを探すなら複数登録がおすすめ

「残業なし。」
理想的な職場の第一歩といえば、まずここではないでしょうか?
しかし、なかなか残業なしの職場を探すことって難しいですよね。
そんな時は、複数の看護師求人サイトに登録することをおすすめします。
\登録しておくべき看護師求人サイトはこちら!/
【保存版】看護師52人が選んだおすすめ転職サイトランキングまとめ(2020年)
なぜ複数サイトに登録する必要があるのか。
理由は大きく3つあります。
- 看護師求人サイトによって掲載されている情報が異なる
⇒サイトによって得意な分野やエリアが違います。複数サイトに登録することによってより、多くの情報や求人に出会える可能性が増えます - 紹介料が高い病院の情報をより良く掲載している場合がある
⇒すべてのサイトがこういったことをしているわけではないのですが、中にはサイト側が得
られる紹介料の金額によって、病院の情報をよく掲載している場合も。気になる就職先が見つかったときは、いくつかのサイトで、その就職先の情報を入手することがベストです。 - 実際の面接で残業については尋ねにくい
⇒就職先に面接にいった時に「残業はありますか?」「〇科の残業時間はどのくらいです
か?」などは、なかなか聞きずらいですよね。看護師の求人サイトに登録するとアドバイザーとのやり取りができます。アドバイザーは就職先と私たちの懸け橋となってくれる存在です。そして、病院の内部情報をよく知っています。
気になる病院などの残業情報を教えてくれる場合も。
複数登録することで、様々なアドバイザーから有益な情報を得ることができます。
転職を考え、看護師求人サイトを探す場合は、正確でより細かい情報を把握することが大切です。
複数サイトに登録し、より多くの情報を得るようにしましょう。
求人サイト【残業なし】の落とし穴をチェック

残業なしと書かれていることをそのまま信じてしまうと、後々「こんなはずじゃなかった・・・。」なんてことになってしまうかもしれません。
「残業なし」の表記があった場合には、注意深く見ていく必要があります。
3つの項目に分けて紹介していきますね。
病棟や職種によって違うことがある
クリニックや訪問看護ステーションでの勤務を希望する場合は別の話ですが、現在ではほとんどの病院が複数の科、病棟をもっています。
A科は残業がなく、いつも定時で帰宅できるけど、B科はいつも残業・・・。という状況も十分ありえます。
希望している科、または病棟の残業の状況について把握するようにしましょう。
確認の方法としては
①直接病院側に確認する
②転職サイトの口コミで情報を探す
③転職サイトのアドバイザーに聞く、病院側に確認してもらう。
筆者オススメの方法は、③です。
アドバイザーは各病院とのつながりがあるため、残業やそのほかの内部情報知っています。
また、直接は聞きづらいことも、病院側との付き合いがあるアドバイザーなら、上手に聞き出してくれます。
「大変はたらきがいがある病院です」⇒サービス残業や業務量が多い可能性も

「大変はたらきがいがある病院です」という言葉をそのまま信じてはいけません。
はたらきがいがある=残業がたくさんある
という意味合いが隠されていることも。
どういった点が「働きがいのある職場」なのかをしっかり確認しましょう。
「みなし残業代」「固定残業代」「裁量労働制」に注意
「みなし残業代」「固定残業代」「裁量労働制」という言葉は聞いたことがありますか?
どれも同じ意味合いで使われるものです。
⇒毎月残業代が定額支給される手当。(記載例:月給40万。45時間分の残業代含む。)
つまり、45時間残業が無かったとしても、45時間分の残業をしたと”みなして”支払われることから、みなし残業と呼ばれているんですね。
「45時間働かなくても、残業代が減らないなんて、魅力的な求人!」
と思ってしまいがちですが、ここが落とし穴なんですね。
この、みなし残業のメリットとしては、上記のように、規定の残業時間働かなくても、45時間分の残業手当がもらえるということです。
しかし、同時にデメリット(落とし穴)もあります。
①残業時間が固定されているため、その残業時間を超えない限り、給料が増えない。
②この制度を利用しているということは、残業が一定時間あるということが想定される。
上記の例で説明すると、45時間の残業が想定されるからこそ、固定残業として45時間の記載をしているんですね。
1か月45時間。1年360時間が法律で定められた残業時間の上限となっています。
みなし残業代として、固定された残業代が、この上限に近ければ近いほど、それだけ残業がある職場ということになります。
病棟勤務の場合、勤務時間と申し送り時間を確認する

病棟勤務の場合は勤務時間と申し送りの時間も確認しましょう。
筆者も以前の病院で経験があります・・・。
勤務交代時間が8:00なのに、申し送りが8:00開始。
看護師の仕事は、申し送りをしてから始まりますよね。
しかし、交代時間と申し送りが同時刻に設定されていると、おのずと残業、もしくは早めに出勤しなければなりません。
筆者の職場も、勤務時間の30分前から出勤するのが暗黙の了解のようになっていました。
勤務時間と申し送りの時間については30分程度の余裕があるか、確認しておきましょう。
同じ求人でも複数の求人サイトの情報を見比べてみる

同じ求人でも扱うサイトによって、掲載されている情報が異なる場合があります。
上記でも記載しましたが、紹介料の高さによって、情報を操作しているサイトも・・・。
また、病院側の募集時期や掲載のタイミングでサイトによって違いが出ることもあります。
いくつかの求人サイトに登録しておけば、同じ求人を複数サイトで見比べることができます。
それによって、同じ求人でもよりより良い条件で就職することができます。
「残業なし」の表記に安心せずに面接時に確認する

医療の現場は、常に人手不足です。
「残業なし」はとても魅力的ですが、本当に残業がないのか疑問が残ります。
「確認して、面接に不利になったらいやだな・・・。」
「悪い印象を与えてしまったらどうしよう・・・」
と不安になりますが、確認せずに働き始め、大量の仕事で毎日残業・・・。なんてことになったら大変です。
この先気持ちよく働くために、残業については、きちんと確認しましょう。
直接聞きづらい場合は、アドバイザーに協力してもらうことをおすすめします。
まとめ:【残業なし】の看護師求人サイトをチェックする前に知っておきたい落とし穴
「残業なし」という言葉を見ると、魅力的な求人だと、飛びついてしまいそうになります。
しかし、そこには「落とし穴」があるかもしれません。
「残業なし」とされていても、病棟によって残業時間が異なったり、実際はみなし残業だったりなんてことも・・・。
複数の求人サイトを見て情報収集することが、より良い就職先への転職の第一歩となります。
いかがでしたか?
看護師向け求人サイトは、たくさんあります。
1つの求人サイトに絞るのではなく、いくつかのサイトを利用してみましょう。
たくさん情報を得て、その中から、よりよい転職先に出会えるといいですよね。